叫喚地獄とはどんなところ?何の罪で落ちる?十六小地獄と死後の裁きについても仏教信仰する筆者が解説 – Mistory[ミストリー]
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叫喚地獄とはどんなところ?何の罪で落ちる?十六小地獄と死後の裁きについても仏教信仰する筆者が解説

死んだらどこの世界に行くの?と何も正確なものがない死後の世界に不安になる方も多いのではないでしょうか?下記の本文を読むだけでは恐怖でしかありません。しかし叫喚地獄は誰もが行く地獄ではないのです。細かく罪の内容にわけられている十六小地獄をイメージしやすく解説しています。正しく地獄を知ることで地獄行きは回避できます。その罪さえ犯さなければいいのです。
また私は死後の世界は感覚の世界であり、本文で紹介する地獄の様子はあくまで感覚に伝えるための説明だと思っています。このような仏教信仰する私が「叫喚地獄について(小十六地獄を含む)」と、皆さんの気になる「誰にいつ裁かれるのか」を解説します。

1.叫喚地獄(きょうかんじごく)とは?

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八大地獄(八熱地獄)の第4であり、泣きわめき叫ぶ苦しみをあじわうことから叫喚地獄といいます。「殺生・盗み・邪淫・飲酒をした罪人が行く」「衆合(しゅごう)地獄の10倍の苦を受ける」「十六小地獄が付随する」地獄です。これら3つについて解説します。

その1.殺生・盗み・邪淫・飲酒をした罪人が行く

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殺生は生命のあるものを殺すことであり、小虫なども該当します。どうしようもなく殺生してしまった時は供養・懺悔をすることを忘れないようにしましょう。邪淫(じゃいん)とは道徳から外れている性行為など、淫らな行為の事です。現代では不倫や風俗遊びなどが該当します。

飲酒は元々飲むこと・飲み物に毒を入れる事が悪でしたが、それに加え叫喚地獄では酒を無理矢理飲ませ正常な判断ができないようにしたものが罪になるのです。

その2.衆合地獄(しゅごうじごく)の10倍の苦

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衆合地獄とは殺生・盗み・邪淫を犯した罪人が行く地獄です。おしつぶされて圧殺される・美人が誘惑によって永遠に木の昇り降りをさせられる。その間に体は切り裂かれているという苦の10倍を受けます。下記に叫喚地獄の罰についてまとめました。

罰その1:熱湯の入った大鍋で煮られる
罰その2:猛火で熱された鉄の部屋に入る
※泣きわめき、叫喚し許しを得ようとすると更に罰がヒートアップ!
罰その3:巨大な鬼に追いかけられ、弓で射られる。
罰その4:体内からうじ虫が湧き出る
罰その5:うじ虫に体を食べられる
罰その6:熱した鉄の上を歩く
罪その7:鉄の棒で打たれる

その3.十六小地獄が付随する

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殺生・盗み・邪淫・アルコール類(お酒)に関係する罪を犯した者が行く叫喚地獄には、十六小地獄(じゅうろくしょうじごく)が付随します。16種類の地獄は「泥酔させ持ち物・命を奪った」「酔わせ淫らな行為をしようとした」「酒を飲ませ動物を殺させた」などの細かい条件で分けられているのです。16種類の地獄それぞれを説明しますね。

2.16種類ある小地獄とは?

お酒のまつわる罪を細かな条件(16種類)で裁かれる小地獄です。それぞれの落ちる罪と受ける罰を簡単に解説します。

その1.大吼処(だいくしょ)

修行者にお酒を飲ませる・与えた者が行く:大吼処では溶かした白い蝋燭を飲まされ、咆吼の叫び声をあげるほどの苦しみをあじわいます。

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