スピリチュアル死について

叫喚地獄とはどんなところ?何の罪で落ちる?十六小地獄と死後の裁きについても仏教信仰する筆者が解説

その2.普声処(ふしょうしょ)

受戒したばかりの人に酒を飲ませた者、気が緩んで修行中に酒を飲んだ者・自ら飲酒を楽しんだ者が行く:牢獄で鉄の杵で打たれ、その世界に響き渡るほど叫び苦しみます。

その3:髪火流処(はっかるしょ)

五戒を守っている人をお酒で正常な判断ができないようにし、戒を破らせた者が行く:頭蓋骨に穴を開ける鉄のくちばしを持った鷲、亡者の足に噛み付く熱鉄の犬、内臓を食い尽くす狐たちがいます。

その4.火末虫処(かまつちゅうしょ)

大儲けのためにお酒を薄めて販売した者(お酒だと騙して販売した者)が行く:体からうじ虫が湧き、骨までも食べられ何も残りません。

その5.熱鉄火杵処(ねつてっかしょしょ)

酔わせて捕えるために鳥や獣に酒を与えて殺した者が行く:牢獄の役人が鉄の杵で追い回されます。捕まると砂のごとく細かく砕かれますが、再び苦しみを与えるために肉体は再生させられる。再生させられると今度は少しずつ刃物で削られます。

その6:雨炎火石処(うえんかせきしょ)

酒を飲ませ酔わせて財産を奪った者(旅人などの)、多くの人々を殺すために象に酒を飲ませ暴れさせた者が行く:炎の石が雨となり亡者を襲う。その他にも炎によって焼かれる・押しつぶされる苦をあじわいます。

その7.殺殺処(せつせつしょ)

上品な婦人に酒で酔わせて淫らな行為をした者が行く:永遠に亡者の男根を引き抜かれる。苦しみに耐えられずに逃げ出した場合は烏、鷲、鳶の大群に食い尽くされます。

その8.鉄林曠野処(てつりんこうやしょ)

毒薬を混ぜたお酒を人に与えた者が行く:炎を放つ鉄の車輪に縛り付けられ転がされる。その転がされた車輪を的あての的とし弓で射られます。

次のページを読む
1 2 3 4
Share: