スピリチュアル死について

叫喚地獄とはどんなところ?何の罪で落ちる?十六小地獄と死後の裁きについても仏教信仰する筆者が解説

その9.普闇処(ふあんしょ)

儲けの為に少しの酒を高価な値段で売った者、酒を売る仕事をしながら、人の無知に付け込んで儲けた者が行く:散々に真っ暗闇の中で打たれ、炎の中でその後頭から肉体を二つに引き裂かれます。

その10.閻魔羅遮曠野処(えんまらこうやしょ)

酒で酔わせ病人や妊婦の飲食物や財産を奪った者が行く:足から順に頭まで燃えながら牢獄の役人に刀で切断・刺されます。

その11:剣林処(けんりんしょ)

旅人を騙し泥酔させ、命・持ち物を奪った者が行く:「剣樹地獄」(けんじゅじごく)とも呼ばれる。木の葉が体を切り裂かれる、炎の石の雨が降る、牢獄の役人に刀や殻竿で打たれる苦があります。

その12:大剣林処(だいけんりんしょ)

販売してはいけない場所で酒を売った者が落ちる:高さ1由旬の剣樹の下で炎に包まれ、鋭い刃になっている木の葉に体を切り裂かれる。牢獄の役人がいるため逃げ出すことは不可能です。

その13.芭蕉烟林処(ばしょうえんりんしょ)

欲望のまま密かに酒を飲ませて上品な婦人に淫らな行為(未遂)をした者が行く:煙で何も見えない上に、熱した鉄板に焼かれる。

その14.煙火林処(えんかりんしょ)

憎む相手に復讐させるために悪人に酒を飲ませた者が行く:煙火林処の亡者たちは全員空中に飛ばされ、肉体が砂のように砕けるまで亡者同士でぶつかり合います。

その15.火雲霧処(かうんむしょ)

酔わせて笑い者にするため他人に酒を飲ませた者が行く:炎の熱風で100mの高さまで吹き上げられ回転する、ねじれて肉体が絞られる。これを肉体がなくなるまで継続します。

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