搾取子にはどんなタイプの人がいる?特徴とそこから抜け出す方法を3人の子を持つ筆者が解説 – Mistory[ミストリー]
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搾取子にはどんなタイプの人がいる?特徴とそこから抜け出す方法を3人の子を持つ筆者が解説

皆さんは「搾取子」という言葉を聞いたことがありますか?今社会問題としてネット上でも騒がれているテーマのひとつですが、一体どんな人のことを示しているのでしょうか?そこでこの問題について3人の子を持つ筆者が解説します。

搾取子とは何?

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「搾取子(さくしゅし)」とは、子育てや生活などで家庭の機能がスムーズにいっていないために、機能不全の親のもとで育った人のことを指します。いわゆる「毒親」に育てられてきたため、成人してからも心に深いトラウマが残っているのです。

1.親のストレスのはけ口にされる子供

搾取子は親のストレスのはけ口にされる役割を担って育ってきたため、親から暴力を受けたり、罵声を浴びせかけられたりして成長してきました。子供の頃には欲しいものがあるでしょうが、全く買ってもらえなかったり、家事をさせられたりと強要されることが日常化しているのです。また、親からペットのように可愛がられる「愛玩子」が悪いことをしても搾取子のせいにされるなどが多いため、同じ兄弟でも搾取子がその責任を一手に引き受けることになります。

2.人格形成で悪い影響を及ぼす

搾取子は幼い頃から親の差別的な虐待を受けてきたのですが、その悪影響は幼少時代だけではありません。心身ともに成長していく大切な時期に差別されて育てられたため、成人しても人格形成で悪影響を及ぼしてしまうのです。また、人間関係において支障が出る恐れがあります。搾取子は親から攻撃されたり、愛情が注がれたりしない環境で育つため、自己肯定感が低くなってしまうのです。その結果、親の顔色を伺う習慣が身にしみついており、大人になっても他人に気を遣い過ぎて精神的に疲れてしまうことがあります。

搾取子の特徴

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では、搾取子の特徴について見ていきましょう。

1.自尊心の低いため他人依存しやすい

搾取子は自尊心が低いため、他人に依存しやすい傾向があります。そのため、自己肯定感も低く人間関係を上手に構築していくことができません。その結果、自分の価値や存在意義を周りの人に必要とされることで見い出そうとするのです。他人に好かれようと無理をしてしまうため、相手に依存してしまう傾向が強くなっていきます。

2.うつ病になりやすい

うつ病になりやすい点も、搾取子の特徴のひとつです。日常生活の中で平常心でいることができず生き辛くなってしまう。ストレスもかなり蓄積し、うつ病になりやすい点が懸念されます。このほかにも、摂食障害やアルコール依存症、あるいは不安障害、適応障害などの精神疾患に陥りやすくなってしまう恐れもあるのです。また、症状がひどくなると、パーソナリティ障害や心的外傷後ストレス障害として診断されることも少なくありません。

搾取子に見られる5つのタイプ

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搾取子にはいくつかのタイプが見られることでも知られていますね。実際には次のようなタイプに分類されます。

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