なぜそのような悩みを抱えてしまうのでしょうか?今回は自分がわからないと悩んでしまう原因や心理、対処法について長年自分探しをしてきた筆者が解説します。
なぜ自分がわからない?その原因や心理6つ
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自分がわからない状態にあると人は不安やストレスを感じてしまいます。進路を選択するときや転職を考えるときなどは、早く自分を見つけようと焦ってしまうこともありますよね。まずはなぜ「自分がわからない」といった悩みを抱えてしまうのか、その原因や心理を見ていきましょう。
原因1.自己主張が苦手
自己主張が苦手な人というのは、「自分の意見を周囲に上手く伝えられない人」や「自分の気持ちを話すことを恥ずかしがってしまう人」などが該当します。自分を出せないということは、結果的に周囲に合わせてしまうことになりますよね。それを繰り返していると、自分の意思というものが希薄になってしまうのです。
原因2.自己肯定感が低い
自己肯定感が低い人は、自分を受けいれたり認めてあげたりすることができません。「自分はなにをやってもだめ…」「あの人に比べたら私なんて…」という考えは知らず知らずのうちに自分自身を傷つけてしまいます。自分すら敵になってしまうような状態では、自分自身と向き合うことも難しくなってしまいますよね。
原因3.長所がわからない
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「短所はたくさん思いつくのに自分の長所がわからない」そう思ったことはありませんか?他者から人格を否定されるようなことをいわれたり、足りていないところばかり指摘されるような環境にあるとそういった考えに陥ってしまいます。自分の良い点がわからなくなってしまうと、自分らしさというものも曖昧になってしまうでしょう。
原因4.我慢しすぎてしまう
言いたいことがあっても「波風を立てるくらいなら黙っていよう」と意見を飲みこむ。または自分を後回しにしてしまうなど、なにごとも我慢しすぎる傾向にある人は自分の本音や欲求を抑圧してしまいます。その結果「なにをしていてもつまらない」「自分の興味あるものがわからない」といった状態になってしまうのです。
原因5.目標や未来のビジョンがない
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目標や夢というものは生きがいにもなります。生きる指針が見つからない状態というのは不安なものですよね。また達成感や成長を感じられないため、自信を失ってしまう人もいるでしょう。「日々をなんとなく過ごしている自分に嫌気がさす」という気持ちになると、自分自身と打ち解けることも難しくなってしまいます。
原因6.完璧主義
完璧主義な人は極度に失敗を恐れます。なにか行動を起こそうと思っても、すべての準備や条件が整うまでなかなか動けないのです。そのため挑戦する機会を逃してしまったり、無難な範囲で済ませてしまったりします。新鮮さを感じない日々が続くと「なんのために生きているんだろう」と自分を見失うことも。