いじめによる不登校の対処法とは?不登校の理由や前兆も交えて3人の子供を持つ筆者が解説
- いじめによる不登校が増えている
- 1.年齢問わずいじめによる問題が深刻
- 2.国では把握できていない不登校が多い
- いじめによる不登校が増えている理由
- 1.スマホによるいじめが増加
- 2.親子の会話が減少
- 3.いじめの認識が増えた
- いじめによる不登校の対処法
- 1.良好な親子関係を築く
- 2.味方であることを理解させる
- 3.日頃から子供の様子を見ておく
- 4.家で安心できる雰囲気を作る
- 5.関心のあることを自由にさせる
- 6.学校に相談する
- 見逃してはいけない不登校の前兆
- 1.学校のことを話さなくなる
- 2.学校に行きたくなくなる
- 3.体調を崩しやすくなる
- 筆者の経験:普段の行動で不登校の兆候が見えてきた我が子
- 子供がいじめで不登校になったならしっかりと寄り添ってあげて
この記事の目次
いじめによる不登校が増えている
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残念ながらいじめの件数は増加傾向にあります。ここで気になるのは、文部科学省の調査結果と子供のアンケート結果にギャップがあること。国の調査ではいじめによる不登校の割合が少ないとされていますが、アンケートでは不登校になっている子供がたくさんいるのが現状です。
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1.年齢問わずいじめによる問題が深刻
年齢や学年問わずいじめが問題となっている昨今ではありますが、とくに小学生のいじめが増えており深刻です。教室に入れず保健室で勉強をしたり給食を食べたりする子もいれば、一切学校に行けず自宅にいる子も年々増えてきています。
2.国では把握できていない不登校が多い
文科省の調査ではいじめの数は増えているものの、不登校のきっかけはいじめではないという調査結果には違和感がありますが、これには理由があります。それはいじめによる不登校の件数を正確に把握することが難しいからです。そのため、子供のアンケート結果とのギャップが生まれていると考えるのが自然と言えます。
1.スマホによるいじめが増加
1つはスマホによるいじめが増えているということ。今では小学時代からスマホを持つことが多くなり、ネットやSNSを使ったいじめが増えているのです。以前は学校で直接本人に嫌がらせするいじめがほとんどでした。それがスマホによるいじめに変わってきています。SNSで悪口を言ったり、掲示板に悪口を書き込んだりといったいじめの形が変化していることも原因としてあげられるでしょう。
2.親子の会話が減少
親子の会話が少なくなってきたことも大きな影響を及ぼしているかもしれません。親子間のコミュニケーションが希薄になってしまったことで、子供は親からの愛情を受けづらくなっているのです。人は欲求不満が蓄積していくと、他人への攻撃性が強くなるとも言われています。そのためクラスメイトに対して酷いことをして、ストレスを発散しているのです。
3.いじめの認識が増えた
子供自身のいじめの認識が増えたことも要因のひとつでしょう。これは子供の価値観が変わったためです。前はいじめに対して、いじめられていることが恥ずかしかったり、格好悪いと思い、いじめが表面化することがあまりありませんでした。ですが現在はいじめられることを知られたくないと思わないため、素直に訴える子供が増えたと見られています。