話を聞かない人には呆れますが、職場の人であればうまく付き合っていく必要がありますよね。今回は話を聞かない人の特徴と心理、上司や部下との付き合い方を、10社以上渡り歩いた筆者が解説します。
話を聞かない人の特徴5つ
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話をしていて、「あ、この人聞いてないな」と気づくことがあります。こちらの話に対するリアクションなどににじみ出ているのです。中にはちゃんと聞いているような顔をして実は聞いていない、なんて人もいますが、ほとんどの人はバレます。
話を聞かない人の特徴を5つご紹介しますので、身近な人の顔を思い浮かべてみてください。
その1. 適当な相槌
目を合わさず、「へー」「そうなんだー」と適当な相槌を打ちます。「それで?」などと先を促す言葉を挟むので、聞いてくれているものと思いますよね。見極めのポイントは表情です。
内容に関わらず表情が変わらない、スマホを見ている、他のことをしている状態のときは話を聞いていません。どんなに熱く語っても反応が鈍いときは、聞いていないと判断した方が良いでしょう。
その2. 忙しくて余裕がない
常に忙しくしており、話を聞く時間を割けないという人です。職場の上司がこのタイプだと、仕事の相談も落ち着いてできませんよね。手を止めることなく「聞いてるから話して」と言うのですが、本当に聞いているのかわからず不安になります。
目も合わせてもらえないのでこちらも話しにくく、望む返事が得られるとは限りません。話していても消化不良に終わるでしょう。
その3. せっかちである
「はいはい」「うんうん」「結局どういう話?」と、とにかく先を急ぐタイプです。どんどんと急かされるので話す方もあわててしまい、言いたいことが全て言えなくなってしまうでしょう。
じっくり話を聞くことができないため、聞く態度も落ち着きがなくそわそわしています。体を揺らしたり指をとんとんとテーブルに打ちつけたり、話す人にプレッシャーをかけてくるのです。
その4. 質問しておいて答えを聞かない
「あなたはどう思うの?」と話を振ってくるくせに、こちらの答えには関心がなさそうな態度です。間を持たせるために質問してくるだけで、本当は聞く気がないのでしょう。
聞かれたことに答えているのに気のない態度を取られると戸惑ってしまいます。しかし、もともと興味のない質問を投げているだけなので、真面目に答える必要はないかもしれません。
その5. 心ここにあらず
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ぼんやりとしていて、どこを見ているかわからない、何を考えているかわからない人です。「聞いてる?」と確認すると、「はあ、聞いてますけど」と答えます。
誰に対してもそういう態度なので、バカにされているわけではありません。それにしても手応えがなく、とても話しにくい相手です。
話を聞かない人の心理状態
なぜ話を聞いてくれないのでしょうか。話を聞かない人が何を考えているのかを探っていきます。心理を知れば、話を聞いてもらう方法を考えるヒントになるでしょう。