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アダルトチルドレンとは?その特徴や対処法などについてスピリチュアリストの筆者が解説

私たちの身近なところに「アダルトチルドレン」と呼ばれる方たちがいます。聞いたことがあるという方も多いのではないかと思いますが、一体アダルトチルドレンとはどのような方のことを指すのでしょか。本記事では、アダルトチルドレンについてスピリチュアリストの筆者が解説します。

アダルトチルドレンとは?

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「アダルトチルドレン」とは、幼少の頃に親や養育者など家族から受けた体験がトラウマとなり、成人してからも生活の中で精神的な生きづらさを感じている方を指します。医学的な側面からみると、アダルトチルドレンという病気は存在しません。以前は、アルコール依存症の親がいる環境下で育ってきた子供たちのことを意味していましたが、徐々に心身ともに虐待を受けるような家庭環境や問題のある親の元に育てらたことで、精神的な抑圧を抱えたまま大人へと成長してしまいます。

アダルトチルドレンの特徴

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アダルトチルドレンは、自尊心が低い傾向にあります。自己肯定感を持ち、自尊心を育んでいくためには、成長する過程の中で自分を愛してくれる環境が必要です。しかしながら、親や家庭環境に何かしらの問題があり暴力などを受けていたりすると、十分な愛情を受けられず子供たちは自尊心を育むことが難しくなってしまいます。そして、そのような環境下で育ち大人になったアダルトチルドレンには、下記のような特徴が。いくつかご紹介しましょう。

1.他人依存心が強い

1つは、他人への依存心が高いということ。アダルトチルドレンは自己肯定感や自尊心が低く、大人になっても人間関係で悩むことが多い傾向にあります。そのため、周囲の人に必要とされることで、自分の存在意義を見い出そうとするのです。何とか相手に気に入られようと無理をしたり、相手の言いなりになることも少なくありません。その結果、他人に依存する傾向が強くなってしまうのです。また他人と依存し合う関係にもなりやすく、それぞれが自立できなくなってしまうこともあります。

2.精神疾患にかかりやすい

2つ目は精神疾患にかかりやすいという点が挙げられるでしょう。日常生活の中で生きづらさを感じることが多く、ストレスも溜め込みやすい傾向にあります。アダルトチルドレンの方の中には、PTSD(心的外傷後ストレス障害)が発症してしまうケースも少なくありません。

アダルトチルドレンは6つのタイプがある

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アダルトチルドレンにはいくつかタイプがあります。詳しくご紹介しましょう。

1.ヒーロー:英雄型

ヒーローというのは、いわゆる英雄型のアダルトチルドレンです。このタイプは、勉強やスポーツなどの成績が優秀で、どうやったら周りから高評価を得ることができるか常に考えている傾向にあります。一見すると「努力家」「しっかり者」という印象がありますが、実は自分のためではなく親や先生の期待に応えるための行動なのです。必ずしも自身を高めるための努力をしているわけではありません。努力が成果に結び付いている間は問題ありませんが、何かしらのきっかけで失敗や挫折を経験すると心が折れ、立ち直ることができないことができなくなります。

2.スケープゴート:生贄型

スケープゴートというのは生贄型と呼ばれていて、何かしら問題を起こすことで、わざと家族内で悪者を演じます。家族の憎しみや怒りを一身に引き受けることで、家族との調和を取ろうとするのです。

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