来世はあるのか?人は死んだらどうなる?輪廻転生の8つの説をスピリチュアル好きな筆者が解説! – ページ 2 – Mistory[ミストリー]
スピリチュアル死について見えない力

来世はあるのか?人は死んだらどうなる?輪廻転生の8つの説をスピリチュアル好きな筆者が解説!

輪廻転生で認められている8つの説

ここからは、来世の存在を肯定する輪廻転生にまつわる説を詳しく紹介していきます。輪廻転生の概要が分かると、来世がどのようなもので、生死を繰り返す魂をどのように導くのかが理解できるはずです。

1:六道の世界を何度も行き来する

人間は死ぬとまず神様たちの裁きを受けて、その後に「六道」と呼ばれる6つの世界に振り分けられます。この六道こそが来世なのです。魂は前世の行いや供養によって六道のどこへ振り分けられるかによって新たな一生が決まります。つまり死後に用意されているのは、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の6つの一生。そこから魂の新たな旅が始まります。

この六道は仏教における考えなので、全ての宗教や死生観に共通するものではありません。魂は輪廻転生をしない、もしくは高次の存在に生まれ変わるという死生観を確立しているその他の宗教もあります。

六道の詳しい種類

仏教:六道の中で最も苦しい罰の世界。前世で積み重ねてきた罪を償わせる神や鬼による拷問を受け続けます。死ぬこともできず、途方もない年月にわたる罰が執行されるのです。

餓鬼:飢えで腹部が膨らんだ鬼である餓鬼の世界。一度入ると脱出するのは難しいとされる苦しい世界です。常に飢えと苦しみに苛まれ続けるため、幸せになることができません。

畜生:特に苦しい「三悪道」の1つ。犬や猫をはじめとする動物として一生を過ごします。

修羅:阿修羅という鬼神の世界。争いや憎しみに包まれ誰も欲望が抑えられません。

人間:苦しみも楽しみも存在する人間の世界。仏教の教えを唯一学べる世界で、輪廻転生からの解脱を目標とする仏教には非常に重要で不可欠な世界です。人間界に生まれることができたの仏教の最終目標位到達するための大きなチャンスと言えます。

天上:六道の中でも最も苦しみの少ない世界。高次の存在である「天人」としての一生をおくることになります。一方で極楽浄土ではないため多少の苦しみは存在する上に、悟りを開けないというある意味残酷な世界です。

2:四十九日で次に向かう世界が決まる

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仏教では魂が神の審判を受けるのに、49日かかると言われています。そのため、私たちが死者を葬式の後に死者を供養する「四十九日」は、死後の審判を左右する大切なものだと考えられているのです。四十九日の間の初七日や五七日などの法事は、死者の魂がより良い来世へと向かうための追善供養となります。

ここで追善供養が十分でないと、死者の魂は六道の中の苦痛が多い世界へと振り分けられてしまう可能性が高まるのです。つまり遺族が死者の来世をより良くするため、この四十九日の間の供養はとても大切。悪い行いが多かった人も、この供養で多少は救われるそうです。一方で、浄土真宗では死者はすぐに阿弥陀如来に導かれて仏になると考えられているため、この法要は阿弥陀如来に対する感謝になります。

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