人生の悩み心や体

自分の気持ちがわからない。その原因は?5つの対処法を自分の気持ちと向き合うことに時間を費やしてきた筆者がお届けします。

自分のことなのに自分の気持ちが分からない。そんな時ってありますよね。もしかしてこの記事に興味をもってくださった方は自分と向き合う時期がきているのかもしれません。

本記事では、心理学を学び自分の気持ちと向き合えるようになった筆者が「自分の気持ちがわからない原因と対処法」をお伝えしていきます。自分の気持ちと向き合えるようになるとどうなるのでしょう?自分のことを大切にできるようになります。それはとても心地のよいことですので、これからお伝えしていくことを参考にしてみてください!

自分の気持ちが分からないとどうなる?

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筆者はもともと自分の気持ちを感じることが苦手でした。なにをしたいのか分からない。自分が心地よいと感じることすらわからない。感情が麻痺していたのです。それなのに頭の中では不安や不満がいっぱいでとてもストレスな日々を送っていました。

実は気持ちというのは、自分がどちらの方向に進みたいのか?という羅針盤です。故障していると自分が喜ぶことを選択できません。心地よいと感じる人生を生きることが出来なくなるのです。

結果、苦しいだけの仕事、息苦しい人間関係、自分を痛めつける恋愛。ストレスの多い生活を送ってしまうことに。その状態を解消するために、まずは気持ちという「羅針盤」が機能していないとどうなるのか。さくっと説明していきたいと思います。

その1.他人の支配を受けやすくなる

自分の気持ちがわからないと周囲の意見に流されやすくなります。「本当はこう思ってたはずだけどあの人にダメといわれたからやめようかな?」といったようにやりたいことがわからなくなってしまうことも。

それは「自分がない」状態であり、他人にとってコントロールがしやすくて都合のよいだけの人になってしまいます。

その2.心身の健康を害してしまう

幸せな人生を送る人は自分の心が喜ぶことを選びます。心が喜ぶことは「楽しい」「嬉しい」「大好き」といった気持ちが関わってきますから、こころの感覚を無視して頭だけで考えてものごとを決定しようとすると、自分を害する選択をしてしまうことに。

苦しい気持ちを感じるような環境にい続けることで、メンタルヘルスが悪化してしてしまうこともあるでしょう。

その3.自他を大切にしなくなる

自分の気持ちを大切にしないと、嫌だと思っていることや理不尽なことにも鈍感になったり、相手のためにと我慢することが当たり前になるでしょう。自分の気持ちを無視して自分を犠牲にしてしまえば、結果として「こんなにしてやったのに」怒りが生じるだけです。

自分を気持ちを大切に出来ない人は、相手のことも大切にすることができません。

自分の気持ちがわからない原因は?

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自分の気持ちが分からないとすっきりしませんし、モヤモヤしてしまって気分も晴れませんよね。その原因はいろいろありますが大きく分けると3つ。「育ってきた環境」「ご自身の性格や気持ちを感じる能力」「現在の心の状態」が関係しています。

具体的にはどのようなものがあるのかチェックしていきましょう。

原因1.育った環境によるもの

育ってきた環境の中で身近な存在、例えば母親による接し方が子供の心の成長を阻害したり、その人格形成やものごとの考え方・受け止め方に影響を与えることがあります。もしかして今抱えている問題は育った環境によるものなのかもしれません。

・感情を自由に表現することが許されなかった
・過干渉・過保護な親に育てられてきた
・ありのままの自分をを否定されて生きてきた

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