- 日本の鹿事情
- 鹿が縁起がいいといわれる2つの理由
- 理由1「神鹿(しんろく)」・鹿は神様の使いといわれているから
- 理由2龍の角は鹿の角がモデルだった
- シカがもたらしてくれると期待される4つの幸運
- 幸運1財運アップ・江戸時代に給料を意味した禄と鹿の読み方が同じ
- 幸運2勝利の象徴・シカの持つ角が強い力を意味するから
- 幸運3水難をさけるお守り・シカの被毛は防水性が高い
- 幸運4豊穣の象徴・鹿の角は毎年生え変わるから
- 世界各国の鹿の言い伝えとは
- 中国・財運のシンボルとして大切にされている
- ヨーロッパ・魔除けの象徴として玄関などに飾られている
- アイルランドのケルト民族の信仰の象徴
- 縁起がいいといわれるシカの縁起物で幸運を呼び寄せよう
この記事の目次
日本の鹿事情
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あなたは「鹿」というと何を思い浮かべますか。多くの方は奈良公園の鹿や厳島神社の鹿ではありませんか。奈良公園などの鹿は神様の使いとして神社の境内や動物園などで飼育されていますよね。ただ日本では野生のシカも生息しています。野生のシカは、現在鳥獣保護法で保護対象動物であり、農作物を荒らすイノシシなどと同じように害獣。縁起がいいといわれる鹿ですが、野生のシカに遭遇したときは注意しましょう。
鹿が縁起がいいといわれる2つの理由
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縁起がいいといわれる動物といえば鶴やカメ、サル、ヘビなどを思い浮かべる方が多いでしょう。じつは鹿は古くから縁起がいい動物として人々に崇められてきたといわれています。ここではなじみ深い鹿が縁起のいい動物といわれる2つの理由について解説しましょう。
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理由1「神鹿(しんろく)」・鹿は神様の使いといわれているから
茨城県常陸にある鹿島神社では鹿は「神鹿(しんろく)」と呼ばれ神様の使いとして大切にしています。その理由は古事記の中の記述にあり、神様の使いとして鹿は縁起がいいといわれるようになったといえるでしょう。
鹿島神社の御神霊は武甕槌命(タケミカヅチノカミ)。この神様のもとへ天照大神(アマテラスオオミカミ)の命令を伝えに来たのが鹿神である天迦久神(アメノカクノカミ)であったということが由来。
奈良公園の鹿は藤原氏がこの地に春日大社を作ったときに鹿島神社から武甕槌命の御神霊を分霊してもらったとき、白い鹿に乗って一年かけて奈良へやってきたことということから鹿が神様の使いといわれるようになったため。
時代によってはとても神聖な動物とされていた鹿を殺したら犯人は死罪、叩くなどした場合も厳罰に処せられたそうですよ。
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理由2龍の角は鹿の角がモデルだった
龍の「九似(きゅうじ)」の一つ、龍の角は鹿の角だったといわれています。すべての動物の祖先であり、動物のピラミッドの頂点を極めるという龍の角は鹿の角がモデルということから強い力を意味する角を持つ鹿はとても縁起がいいといわれるようになったそうですよ。
シカがもたらしてくれると期待される4つの幸運
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とても縁起がいいといわれる鹿。鹿がもたらすと期待される幸運には財運・勝利をもたらす・水難を避ける・豊穣のシンボルという4つがあります。ここではこの4つの幸運について詳しく解説しましょう。