休日に起こる無気力症候群の原因とは?症状を改善するための方法をビジネスマン歴30年の筆者が解説
改善目的の運動は逆効果
無気力症候群を改善するために、意識して無理して「何かをしてみる」ということもあるでしょう。しかし、場合によっては状態をさらに悪化させてしまうことも少なくありません。全てのことに対して無気力になるうつ病などでは筋力トレーニングが効果的だと考えている人もいますが、必ずしもそれが効果のある方法とは言い難いでしょう。なぜならヤル気が起こらない状態のときは、人の思考力や活動力は非常に低下しているので、無理に身体を動かして少ないエネルギーを消耗してしまうと、ますます辛い状況に追い込んでしまうのです。
無気力症候群の原因を改善するためにはどうすればいい?
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では無気力症候群の原因を改善するためには、一体どうすればいいのでしょうか?ここで改善方法を考えてみることにしましょう。
1.何もしない
ヤル気が起こらないときは無理せずに何もしないことを意識してみるといいでしょう。仕事など自分の本業で頑張り過ぎたのですから、失ったエネルギーをしっかりと蓄えることに専念するのです。一見すると受身的な印象がありますが、これは「積極的に本来の自分を取り戻すための行動」だと思うべき。やらなければならないことはたくさんあるものの、それをやり遂げるためには、エネルギーを充電するために、徹底して何もしないようにすることも必要だと思ってください。意識するだけでもしっかりと休息することができ、またやる気が起こるようになりますので、今はリラックスする時間と考えながら何もしないことに意識をしてみましょう。
2.五感をフル活用する
ある程度エネルギーが充電されてきたなら、今度は五感をフル活用してみることを意識してみてください。これは五感を楽して気持ちをリラックスさせる方法と言ってもいいかもしれません。特に自分の好きな趣味で五感をフル活用していくことで、思考力・行動力が徐々に復活していくのでとても効果的。しかも、疲弊していた心にも癒しを与えてくれるので、徐々にヤル気も起こってくるようになります。
五感をフル活用させるための方法
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「五感をフル活用する」と言ったものの、具体的にどうすればいいのかイメージできない方もいるかもしれません。そこでここからは五感をフル活用させるための方法をお教えいたします。
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1.リラックスできる空間を作る
まずはリラックスできる空間を作ることです。ゆっくり落ち着ける空間と言えば、自分の部屋になると思いますが、ゆったり座れる椅子や小さいテーブルを置いてリラックスできるスペースを作ってみることもおすすめ。「ここに座って自分は今リラックスしている」と言い聞かせていきます。