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嫌われるのが怖いのはなぜ?3つの原因や対処法・よくある特徴をメンタルヘルスに詳しい筆者が解説

「人から嫌われたくない」という思いから人と接するときに緊張してしまったり、身構えてしまったりした経験はありませんか?できることなら人から嫌われたくはないですし、相手も自分も不快な思いをせずに過ごしたいものですよね。

しかし「嫌われたくない」という気持ちが強くなると、自分自身の行動を制限してしまったり気持ちを抑圧してしまったりすることがあります。嫌われることへの恐怖心を取り除くには、考え方を変えていかなくてはなりません。今回は嫌われるのが怖いと思う人の特徴と原因・対処法について、メンタルヘルスに詳しい筆者が解説いたします。

嫌われるのが怖いと思う人の特徴5つ

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「人に嫌われたくない」という気持ちは誰しもが抱えている感情です。しかし何かをきっかけにして「人に嫌われたくない」という思いが強くなってしまうと、嫌われることに恐怖心を抱いてしまうことがあります。「人から嫌われるのが怖い」と思ってしまう人にはどのような共通点があるのでしょうか。まずはその特徴について見ていきたいと思います。

特徴1.周りからの評価を気にする

人に嫌われるのが怖いと思っている人は周りからの評価を常に気にしています。「自分がどうしたいか」より「自分がどう思われているか」「何を期待されているか」が気になってしまうのです。顔色をうかがいながら人と接することになるため、上辺だけの付き合いになってしまうことも。打ち解けるのに時間がかかったり、信頼関係を結ぶことが難しかったりするでしょう。

特徴2.自分の意見が言えない

人から嫌われるのが怖いと思っている人は、なかなか自分の意見が言えません。自分の意見を言ったり何かを提案したりすることは周囲からの注目を集めますし、ときには否定されることもあります。議論が必要な場合もあるでしょう。人から嫌われたくない人はそうした「人から注目される状況」や「積極的な議論」好みません。波風を立てずに穏便にその場を乗り切ろうとするのです。

特徴3.マイナス思考

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マイナス思考であることも特徴のひとつです。周囲の人やすれ違った人が笑っていると「自分が笑われたのでは…」と感じたり、興味のある話題を同僚やクラスメイトが話していても「私なんかが会話に入ったら迷惑になる…」と思っていたり。考えが悪い方向に流れてしまうため「嫌われないように振る舞わなくては」という意識が強くなってしまいます。

特徴4.欠点や本心を隠す

人から嫌われないために自分を偽ってしまう傾向があることも特徴として挙げられます。本当の自分を見せたり感情的になったりすることで人に嫌われるのではと思ってしまうのです。そのため見栄を張って本心を隠したり、欠点を隠して完璧であろうとします。悩みごとがあってもなかなか人に相談できない場合が多いでしょう。

特徴5.人から頼まれると断れない

人から嫌われるのが怖いと思っている人は頼まれごとを断れない傾向にあります。「断ったら嫌われるかもしれない」「頼られたのだから期待に応えなくては…」などといった感情から、本心では嫌だと思っていてもつい引き受けてしまうのです。もともと日本人ははっきりと断るのが苦手なため、こういったタイプの人は意外と多いでしょう。

嫌われるのが怖いと感じる3つの原因

ここまで人から嫌われるのが怖いと思う人の特徴について見てきました。人間は誰しも人から嫌われたいとは思っていません。多くの人が本音と建て前を上手く使いこなしながら周囲の人とコミュニケーションをとっています。

しかし人から嫌われるのが怖いと感じている人は自分よりも他者を優先してしまうため、本音を隠し建て前のみでのコミュニケーションをとりがちです。ここからはこのような行動をとってしまう原因について解説していきます。

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