人生の悩み心や体

イマジナリーフレンドとは?4つの特徴や大人がイマジナリーフレンドを作る3つの原因まで心理学好きな筆者が解説

あなたはイマジナリーフレンドの存在を知っていますか。イマジナリーフレンドとは「架空の友達」を意味しています。子どもの頃にぬいぐるみや人形と遊んでいた人も多いかと思いますが、実はただの人形としてではなく、「架空の友達」と見立てて遊んでいた可能性があるのです。それでは、実在しないイマジナリーフレンドとは一体どのような存在で、なぜ私たちの前に現れるのでしょうか。本記事ではイマジナリーフレンドについて、4つの特徴や大人がイマジナリーフレンドを作る3つの原因を、心理学好きな筆者が解説します。

イマジナリーフレンドとは?

image by iStockphoto

イマジナリーフレンドとは、一体どのような存在なのでしょうか。どんな時に現れて、いつ姿を見せなくなるのでしょう。ここでは、イマジナリーフレンドについて詳しく解説していきます。

その1 多くの人が幼少期にいた

イマジナリーフレンドとは、「空想でつくる友達」のことを言います。あまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、実は多くの人が幼少期にイマジナリーフレンドを作り出し、一緒に遊んでいたというアンケート結果も出ているのです。自覚がなかったり、成長するにつれて忘れてしまった人が大半ですが、なかにはイマジナリーフレンドと幼少期を過ごしたことを、大人になってもずっと覚えている人もいるでしょう。

その2 成長過程でよく起こる現象

image by iStockphoto

イマジナリーフレンドは、成長過程で誰にでも起こりうる現象だといわれています。幼少期はひとり遊びをする時間が多く、友達との交流が増え始めても、幼い子ども同士では意思の疎通がなかなか取れないですよね。そのため、イマジナリーフレンドを作り出して自分の気持ちを理解してもらおうとしたり、心を通わせる存在を生み出したりするのでしょう。人が成長していく過程で決して珍しいことではないのです。

その3 成長と共に消えていく

イマジナリーフレンドの多くは、成長と共に消えていくといわれています。また、大人になるにつれてイマジナリーフレンドの存在自体を忘れてしまう人が大半でしょう。それは現実世界で人間関係を築けるようになり、架空の友達に頼る必要がなくなるからです。しかし、大人になっても孤独感や寂しさを抱えている人は、自分の心の中にイマジナリーフレンドを持ち続けることも稀にあります。

その4 大人になってから出現する人もいる

幼少期に出現することが多いイマジナリーフレンドですが、なかには大人になってから急に現れる人もいます。成長と共に消えていくイマジナリーフレンドが、なぜ大人になってから出現するのかというと、「孤独感や寂しさを抱えている」「現実世界に不満がある」「育った家庭環境が悪い」などのマイナスな要素を抱えているからです。そのような原因が解決された時に、自然とイマジナリーフレンドはいなくなると言われています。

イマジナリーフレンドの4つの特徴

image by iStockphoto

それでは、実際にイマジナリーフレンドはどのように見えるのでしょうか。イマジナリーフレンドには共通する特徴はなく、人によりさまざまな性格や見た目の存在を作りだすようです。ここでは、イマジナリーフレンドの4つの特徴をご紹介します。

その1 ぬいぐるみや人形

自分が気に入っているぬいぐるみや人形をイマジナリーフレンドにするケースは多いでしょう。子供が自分の持っているぬいぐるみや人形に対して、まるで兄弟のように話しかけたり、四六時中そばに置いていたりすることがありますよね。一見すると、ただの人形遊びをしているように見えるため、大人は気付かない場合も多いですが、実はイマジナリーフレンドと見立てて一緒に遊んでいる可能性が高いのです。

次のページを読む
1 2 3
Share: