1.幼い頃から我慢を強いられてきた子
反抗期に入っている高校生の特徴の1つとしては、幼少時代に親から厳しく我慢を強いられてきた子たちがいます。よくあるのは、幼い頃から親から何度も「勉強しなさい」と口酸っぱく言われてきたことではないでしょうか?しかも、勝手に進路を決められた子供もいますし、自分の好きなことややってみたい趣味などを反対された子供たちも数多くいることでしょう。
しかも、本当はやりたくなかったピアノやそろばんなどの習い事を強制的にやらされた子も少なくありません。このような経験を強いられてきた子供たちは、高校に進学すると、これまでの環境が大きく変化することがあります。友人もこれまでとは全くことなったタイプのクラスメートであったり、かつて経験したことのない環境変化によって、我慢の限界を超えてしまい、反抗的になるのです。
2.これまでほったらかしにされていた子
2つ目は子供の頃にほったらかしにされていた子供。前項とは全く逆の環境になるのですが、兄弟がいる場合だと弟・妹である子に性格的な問題や成績が思わしくない場合に、どうしても、優秀な兄・姉など上の子ばかり親が優遇するために、下の子がほったらかしにされるわけです。また、幼い頃に優等生だった子供でも、本当は親に甘えたいと思っていて常に優等生でなければならないというプレッシャーを持ち続けてきたケースもあります。
これらの環境で育ってきた子供が高校に上がり、生活の環境がこれまでとは異なる世界になり、幼い頃に満たされることがなかった感情が一気に爆発して反抗期に入るのです。
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反抗期の高校生の接し方~息子編~
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では、親御さんからすると、反抗期の高校生とはどのように接していけばいいのでしょうか?まずは息子のケースで考えてみることにいたしましょう。
1.否定しない
ますは、反抗期の子供のことを否定しないことです。子供の考え方や価値観を尊重して理解を深めることを意識してください。親からすれば、もっと上手いやり方・考え方をアドバイスしたくなるものです。しかし、そのような言動は子供の反抗心を煽るだけだと思った方がいいでしょう。
反抗期になっている息子と会話する時は、決して相手を否定せすに、「どうしてこのようなことをしようと思ったの?」というように息子の行動した理由を聞くだけにしてください。
2.息子から話す出すまで待つ
2つ目は息子から話し出すまで根気よく待つこと。親であれば、いくつになっても子供を心配する気持ちは変わりません。しかし、高校生の息子に対して、いろいろなことを尋ねたり、質問攻めにすることは全くの逆効果。息子が自らの意思で話し出すことを待って欲しいのです。
たとえ我が子とは言え、自分の人生の中で抱える問題や課題を乗り越えるのは、最終的に子供自身。中途半端に親が介入してしまうと、子供の意思を尊重せずに結果的には振り回すことになってしまいます。向こうから相談してくるまでは静観視して、助けを求めてきた時に初めてアドバイスするようなスタンスを持っておくことで、息子は親を信頼して自分の意思でコミュニケーションを取ろうしてくるはずです。
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3.自分で考える機会を与える
いつまでも幼い子供と思っていても、高校生ともなると自分の頭で考えて自分の意思で物事を決めて行動する能力が養われています。しかし、親がいつまでも子供の行動を決めたり、アドバイスしていると、子供の自立を阻んでしまうことになりかねません。その結果、反抗心を持つことになってしまうことを忘れないでください。
高校生は大学進学や就職などでも重要な時期なので、その選択は自分自身で考えるようにしていくことが、息子の将来においていいのです。