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HSPの子育てで辛い事7つと対策5選!HSP(内向型)で2人の子供を子育て中の筆者が解説!

最近よくネット検索やSNSで目にする機会が多くなったHSPという言葉。現代社会の日常生活で、生き辛さを感じている人に共感を呼んでいるようです。筆者も前々から「自分もHSPかもしれない」と思っていたので、ネット上の診断をしてみた所、HSP(内向型)とのことでした。そんな筆者は現在3歳と7歳になった子どもを子育て中。今までの子育てを振り返ってみて辛いと感じた事や、それを踏まえた対策について解説して行きたいと思います。

HSPとは?

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HSPとは一般に繊細・神経質・内向的と言われる人たちが持つ「気質」のこと。病気ではないので診断されることはないもののようです。しかし、「生き辛さを感じていた人たち」にとっては、その「生き辛さ」の正体がわかることで不安が少なくなることが多いよう。芸能人でもHSPを公表する人が増えていますね。

HSPは、英語ではHighiy Sensitive Person(ハイリ―・センシティブ・パーソン)といい、「ひといちばん繊細な人」という意味です。この頭文字を取って「HSP(エイチエスピー)」と言います。

これは1990年代のはじめに繊細な人について研究していたエレイン・アーロン博士によって付けられた「人の気質」を表す名称です。

アーロン博士によると、5人に1人、人口の20%がHSPだと言います。「繊細さ」は生きるものすべてが生存本能「生き残るための戦略のひとつ」であると考えられています。

(出典:田村淳さんも公表した「HSP」とは? | 精神保健福祉士ブログ (nippku.ac.jp)

HSPの人が子育てで辛い事7つ

普通の人でも大変と言われる子育て。HSPの人にとっては大きな負担がかかりそうだなと想像できますよね。特にどんなことで辛いと感じてしまうのか解説して行きます。

1.子どもの泣き声・甘えた声が辛い

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HSPの人は、外的刺激に過敏に反応してしまう人がいるようです。そうなると、赤ちゃんの大きな泣き声や、困った時のお母さんを呼ぶ子どもの声が何回も響くと辛くなってくることがあります。筆者も1日に何回も泣かれたり呼ばれたりして、泣き声を聞いただけでストレスで胃酸が分泌されるのを感じていました。

2.マルチタスクで余裕が無くなり辛くなる

赤ちゃんの世話しながらの家事、検診・予防接種のスケジュール、離乳食開始など、やることが多すぎる中でもHSPの人は周囲の変化に気が付いたり、周りの状況をより敏感に察知してしまい、細かなところまでやり遂げようとします。周りを気遣い、家族でも人に頼ろうとしないので、その結果疲れ切ったりうまく立ち回れなくなってしまうのです。

3.子どもの気持ちに寄り添い過ぎる

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人の気持ちに共感しすぎてしまうのもHSPの人の特徴。子どもが幼稚園や保育園に通い始め、ママだけではなく社会との関わりを持ち始めた時に困っていたり、葛藤していたり、うまく行かずにどうしたらいいか分からなくなっている時など、見てていたたまれなくなることも…。ママとして出来ることは理解していても、子どもが悲しかったり不安な時は気持ちに寄り添い過ぎてママ本人まで辛くなってきてしまいます。

4.小さな事でも深刻に考えすぎてしまう

現代は情報があふれていて、子育てに関しても様々な情報が入ってきますよね。HSPは、常に外部からの刺激や情報をたくさん受け取り、またその刺激や情報に対して深く、丁寧に思考するという特徴があるんです。様々な情報を自分の子どもと照らし合わせて少しでも心配なことがあると、そこから深刻に考えすぎてしまい、疲れて辛くなってきてしまうことがあります。

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