「いや、でもさ」「それは違うと思うよー」
いつもそんな会話ばかり繰り返されると、話し相手をしているこちらは嫌な気分になったり、疲れきってしまったりします。
否定から入る人にはどんな心理的特徴があるのでしょうか。
相手を少しでも理解できれば、自分も楽になるかもしれません。
この記事では、否定から入る人の心理的な特徴と対処法について、具体的に解説します。
否定から入る人の心理的な特徴5選
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「えー、でもさ…」そんなふうにいつも否定から入る人の相手をしていると、だんだんとうんざりしてきますよね。わたしも「なんでこの人はこんな性格なんだろう」と考えてしまうことがあります。否定から入る人の心理には、どのような特徴があるのでしょうか。
その1.自分が絶対に正しいと思っている
いつも否定から入る人には、自分の意見が絶対に正しいと思っている人が多いです。なので、少しでも自分の考えと違うことを言われると、反射的に否定してしまいます。相手の意見を否定して、すぐさま持論の展開を始めるのです。
このような人は頑固なので、あなたが何を言おうと決して考えを変えようとはしません。とにかく自分の意見を認めさせようと粘ってくることでしょう。
その2.承認欲求が強すぎる
いつも否定から入る人に多いのが、承認欲求が強すぎるタイプです。常に「周囲に認められたい」と望んでいるので、あえて違う意見を言って「さすが、あなたは違うね!」と言ってもらえることを期待しています。
相手を批判することが、無意識の自己アピールになっているとも言えますね。また、自分以外の人がちやほやされていることに我慢できないので、そういう場面に出くわすと否定的な言葉を口にしてしまうことも多いです。
その3.プライドが高く負けず嫌い
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いつも否定から入る人には、プライドが高く負けず嫌いな人も多いです。会話の主導権を他の人に握られるのが嫌なので、話の流れを自分の思いどおりに持っていこうとします。自分が上に立っていたいので、相手にリードされるのが嫌なのです。
特に自分より優れている人が相手だと、気にくわないのでとことん張り合おうとするでしょう。否定することで相手に威圧感を与える、マウンティング体質だともいえます。
その4.否定するのがクセになっている
いつも否定から入ってしまうのが、単にクセになってしまっている人というのも存在します。本人に悪気はないのですが、長年の習慣で「でも」や「だって」が口癖になってしまっている場合です。
こういう人は相手に対する悪意はないのですが、悪気がない分なかなか変わらないでしょう。体に染みついた長年の習慣は、そう簡単に消せるものではありませんから。
その5.議論するのが好き
いつも否定から入ってしまう人の中には、「議論するのが好き」という人もいます。議論というのは反対意見がなければ成り立たないので、あえてまず反対意見を出してみる、というケースです。頭が良い人が多いですね。
ある意味では会話を盛り上げようとしているわけで、本人は建設的な行動のつもりなのです。しかし、それがいつもとなれば周囲の人は疲れてしまいますよね。「またか…」と思われてしまうことも多いでしょう。
否定から入る人への対処法
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いつも否定から入る人の相手をしていると、ぐったりしてしまいますよね。正面からぶつかっていては、あなたの身が持ちません。どうにかうまく対処する方法がないかな…とお悩みのあなたに、具体的な対処法をお伝えします。