ギリギリにならないと行動できないのは病気?性格?その原因と対処法を心理学マニアの筆者が解説 – Mistory[ミストリー]
心や体

ギリギリにならないと行動できないのは病気?性格?その原因と対処法を心理学マニアの筆者が解説

ギリギリにならないと行動できない状況に陥ることは、多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか。締切直前や時間が迫ってから急いで行動し、ストレスや自己嫌悪を感じることも少なくありません。ここではそうした心理状態の背景、性格的な特徴、具体的な原因、そして実際に筆者がやってみて、効果があった対処法・改善方法について詳しく解説します。

ギリギリにならないと行動できない心理的背景5つ

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ギリギリまで行動を先延ばしにする背景には、性格やいくつかの心理的要因が関係しています。

1. プレッシャーを行動の原動力にしている

やる気が出ない作業や気乗りしないものは、取りかかるまでに時間がかかります。そのようなときは、逆に追い詰められることでアドレナリンが分泌され、集中力や行動力が高まるんだとか。そのため、あえて期限間近まで行動を後回しにする人がいるようです。このような人は、平常時よりも緊張感のある環境下で能力を発揮する傾向があると言えます。

2.完璧主義

完璧な結果を出したいと考えるあまり、最初の一歩を踏み出すことが怖くなり、行動を先延ばしにしてしまうことがあるようです。これは、時間足りなかったから仕方ないと自分を責めずに済む理由を作れるため。このタイプの人は、自分に都合のよい言い訳を考えるのが得意な傾向があります。

3. 失敗への恐怖

行動することで失敗や評価を受ける可能性を感じると、その不安から行動を後回しにします。完璧主義と共通しますが、本気を出していない状態にいることで、自分の能力や価値を守ろうとする心理が働いているのかもしれません。

4.目標を達成するための能力がないと考えてしまう

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「自分にはできない」「どうせ失敗する」と考えることで、行動へのモチベーションが下がります。この場合、ギリギリになってようやく必要に迫られ、嫌々行動を開始するというパターンです。

5. 快楽追求型の性格

短期的な快楽や満足感を優先するため、やるべきことを後回しにして、スマホやゲーム、趣味などの楽しいことに時間を費やします。気づいたら、特に何もしていないのに何時間も経っていて驚くというのは、多くの人が経験したことがあるのでは?

行動できない原因とは

ギリギリまで行動できない原因は、心理的要因だけでなく習慣や環境要因も関係しています。
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