ギリギリにならないと行動できないのは病気?性格?その原因と対処法を心理学マニアの筆者が解説 – ページ 2 – Mistory[ミストリー]
心や体

ギリギリにならないと行動できないのは病気?性格?その原因と対処法を心理学マニアの筆者が解説

時間管理と目標の不明確さ

時間の使い方がうまくいっていない場合、優先順位が定まらず、結果としてギリギリで対応する羽目になります。そして、具体的なゴールが設定されていないと、行動を始める動機が薄くなり、先延ばしにつながる要因となってしまうのです。

ストレスや疲労による先延ばしの習慣化

誰でも精神的・身体的な疲れが溜まっているとやる気や集中力が低下し、行動の開始が遅れます。そのため、後でやればいい、なんとかなると考える習慣がついてしまうことで、ギリギリまで行動しないのが普通になってしまうのです。

ADHDやその他の病気の可能性

注意欠陥・多動性障害(ADHD)の特性として、計画を立てることやそれを実行することが苦手な場合があります。また、うつ病や不安障害が原因で行動を起こせないことも理由のひとつです。

早めに行動するための対処法5つ

ギリギリにならないと行動できない状況を改善するには、以下のような具体的な対策を試みることが有効です。

1. 時間管理を徹底する

時間の管理が苦手な人は、タイマーの活用をしましょう。25分作業+5分休憩などの短い作業時間を区切る方法を活用すると、行動のハードルが下がります。時間設定をすることで、やる気のスイッチが入るというメリットも。そして、スケジュールを可視化することも大切です。タスクを細分化し、1日の計画を立てて目に見える形にしてみましょう。これは、朝のうちに行うことがおすすめですよ。

2. 目標を明確にする

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小さなゴールを設定し、大きなタスクは小さなステップに分解してみましょう。今日やるべきことを具体的に設定して、1日のスケジュールを組み立てます。さらに、自分で早めの締切りを設定し、期限を短縮することで意識的に行動を促すのもおすすめ。このとき、短縮した締切り最終のものだと考え、行動することが効果的です。
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