共依存親子の特徴と末路とは?3人の子を持つ親の筆者が抜け出し方を解説 – Mistory[ミストリー]
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共依存親子の特徴と末路とは?3人の子を持つ親の筆者が抜け出し方を解説

子供はいずれ親の元から巣立っていくもの。しかし、その中でお互いの存在なしには生きていくことができない共依存親子もいます。そんな関係の親子はどのような特徴があり、その状態が続くことでどのような末路になるのか解説します。

共依存親子とは?

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「共依存」という言葉は、アルコール依存症のように特定のものに依存するのではなく、男女や親子、友人同士が互いに依存し合う関係を指します。では、「共依存親子」とはどのような関係を意味するのでしょうか?

過度に依存し合っている親子

「共依存親子」とは、親と子が互いに強く依存し合っている関係を指します。この関係は、親と子のどちらもが欠かせない存在となり、依存の度合いが非常に高いのが特徴です。一般的な親子関係では、子供は成長とともに自立していくものですが、共依存の状態は親が子供に対して過度に干渉するなど子供の自立を妨げています。そのため、子供はいつまで経っても自立できず、親がいないと何もできない状況に陥ることが多いのです。

成人して結婚したとしても、精神的に親に依存したままの状態が続くことも少なくありません。また、共依存親子の関係は、父子だけでなく、母・息子や母・娘のような形でも見られ、特に母親対子供の関係が多いと言われています。

共依存親子にはどんな特徴がある?

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では、共依存親子にはどんな特徴があるのでしょうか。

1.子供が実家から出られない

共依存の親子関係では、お互いに依存し合っているため、一方がいなくなると生活が成り立たなくなります。特に母親は、子供に対して「自分がずっと支えなければならない」と考えることが多く、子どもたちは「自分一人では何もできない」と感じてしまうのです。その結果、成人しても実家を離れられない状況が続き、いつまでたっても独り立ちできません。

2.親がいつまでも子供に援助している

共依存の親子関係の中でも、特に母親が子供に対して過剰に関与し、子供が成人しても経済的なサポートを続けることがよくあります。大人になった子供にお小遣いを渡すこともあるくらいです。子供が働いていたり結婚して実家を離れていたりしても、金銭的な支援が続くことは珍しくありません。また、実家を出ない共依存の親子も多く、中には全く働かずに親に依存しているケースもよく見られます

3.お互いに依存し合っている自覚がない

驚くべきことに、共依存の親子は自分たちがその関係にあることに気づいていないことが多いと言われています。母親の子供への過剰な干渉は、互いに依存しているという認識がないからかもしれません。もしお互いが依存していることを理解していれば、その関係から抜け出すことは可能です。しかし、認識がないために異常な状況に陥っていることに気づかず、疑問を持たずに過ごしてしまっているのでしょう。

共依存親子の末路

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共依存親子が待っている末路はとても悲しいものです。このまま人生を送ることは、子供にとって幸せとは限りません。では、具体的にどのような結果が待っているのか、いくつかご紹介します。
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