共依存親子の特徴と末路とは?3人の子を持つ親の筆者が抜け出し方を解説 – ページ 2 – Mistory[ミストリー]
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共依存親子の特徴と末路とは?3人の子を持つ親の筆者が抜け出し方を解説

1.相手に何でも要求し続ける

依存している人は、他者に対して非常に強い期待を抱いています。常に「自分の気持ちを理解してほしい」と願ったり、「何でもしてほしい」と思ったりして、その習慣はなかなか改善されません。また、依存的な性格から抜け出せないため、子供は母親だけでなく、他人にも頼ろうとする傾向にあります。しかし、「やってくれるはず」と思っている相手から断られると、心の準備ができていないため、不安定になってしまうこともあるようです。

2.自分で判断することができない

親子が互いに依存していると、自分自身で判断する力が失われてしまいます。相手に決定を委ねたり決断を待ち続けたりすることが増え、自分で考えることができません。ただ待つだけの状態になり、時間が過ぎていきます。仮に、相手の決断によって物事がうまく進まなかった場合、その責任転嫁して押し付けようとすることもあるようです。

3.自分らしい人生が歩めない

共依存の状態から脱却しないと、自分らしい人生を送ることが難しくなります。これは、親に依存している子供だけでなく、親自身も自分の人生を生きることができなくなってしまうのです。これでは、自分の人生を進もうとしても、相手を道連れにしてしまう可能性も否定できません。

共依存からの抜け出し方

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ここからは共依存から抜け出す方法について考えてみましょう。

1.現状の状態を直視する

依存体質を克服するためには、まず自分の心の状態をしっかりと見つめ直し、他者に依存しすぎていないか、また過保護になっていないか認識することが大切です。現状が把握できていないと、いつまでも過保護の状態が続いてしまいます。親は「自分がずっと面倒を見ていないと子供は成長しない」とか「危険だから目が離せない」と感じることも多いものです。しかし、このままでは子供も自分の意思で行動することができません。つまり、客観的に自分を見つめ直すことが重要なのです。

2.自己肯定感を高める

自己肯定感を向上させるのはとても良い方法。特に共依存の親子関係では、親の自己肯定感が低いこと傾向にあります。自己肯定感を高めるためには、できるだけ前向きな考え、肯定的な言葉を使うことが大切です。「私にはできない」といったネガティブな思考を手放し、「やればできる」といったポジティブな言葉で物事に取り組んでみましょう。子供に対してもそのように考える癖をつけるように促すといいですね。
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