悪口を言わないほうが健全だし、できれば言いたくない。でもなかなか難しい。そんなあなたへ今回は、悪口を言わない人になる方法と、なぜ人は悪口を言ってしまうのかを、愚痴をこぼすのをやめた筆者が解説します。
- なぜ悪口を言いたくなるの?
- その1. 自分の心が疲れている
- その2. ストレスを発散したい
- その3. 怒りに共感して欲しい
- その4. 相手に嫉妬している
- 悪口は言わない方がいい?
- その1. 言葉にすると内面に跳ね返ってくる
- その2. つい言い過ぎてしまう
- その3. 感情が増幅してしまう
- その4. 信用を失う
- 悪口を聞かされる側の心理
- その1. 出口のない愚痴は聞いていて疲れる
- その2. 自分もよそで言われているんだろうと思う
- その3. ネガティブな気分が伝染る
- その4. 面倒な人だと思う
- 悪口を言わない人になる4つの方法
- その1. ノートに書き出してみる
- その2. 言う相手を選ぶ
- その3. 視点を変えてみる
- その4. 他のことで発散する
- 悪口を言ってるうちは前に進まない
この記事の目次
なぜ悪口を言いたくなるの?
大人から子供まで、人は悪口を言います。理不尽な目にあったときや、イライラしたとき。あの人のせいでこうなったということを、誰かに聞いて欲しいのです。言わずにはいられない理由を解き明かします。
その1. 自分の心が疲れている
image by iStockphoto
睡眠不足であったり疲れが溜まっていたり、また過度のストレスにさらされていたりすると、些細なことにも敏感になります。元気なときなら気にならない他人の言動にやたらに腹が立ち、攻撃的な気分になるのです。
心にゆとりがないため、悪口を抑えられません。
その2. ストレスを発散したい
人との会話はストレス発散になります。それが悪口であれば、大きな声や早口でまくしたてることが多いので、話したときはスッキリするでしょう。たとえば同僚と一緒に上司の愚痴を言う場であれば、共通認識がありますのでネタがたくさんあります。
お酒を飲みながら悪口を言う。不健康に見えますが、本人には大事な場なのでしょう。
その3. 怒りに共感して欲しい
職場で嫌なことがあったり、意地悪をされたりしたとき、家に帰って家族に愚痴をこぼしたくなります。悪口を聞いてもらうことで、相手にも同じ怒りを感じて欲しい、一緒に怒って欲しいのです。
自分の中で怒りがおさまらないとき、同意してくれる相手がいると心強く、納得することができます。
その4. 相手に嫉妬している
image by iStockphoto
相手を心の底では羨ましいと思いながらも、口をついて出るのは悪口であることがあります。営業マンであれば自分より成績が良い相手のことを、ズルをして成績を上げているのだとか、社長に取り入って案件を獲得したのだとか、そういう悪口です。
正面からぶつかれば敵わないとわかっているから、悪口を言うことで自分を慰めているのでしょう。
悪口は言わない方がいい?
悪口を言ってしまう理由を見ると、じゃあ言ったほうがいいじゃないかと思うかもしれません。しかし、やはり悪口は言わないほうがいいのです。悪口を言うことでどういう影響があるのかを見ていきましょう。
その1. 言葉にすると内面に跳ね返ってくる
悪口というのは人に話して聞いてもらいます。しかし、自分で声に出した言葉を、いちばんよく聞いているのは自分です。悪口、悪態というのはきれいな言葉ではありません。負の感情が乗った言葉を聞き続けると、自分の心が傷ついていきます。
負の感情に飲み込まれないように気をつけましょう。