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パンセクシュアルとは?恋愛対象としてパンセクシュアルとの付き合い方やセクシャリティをスピリチュアリストの筆者が解説

世の中は「多様性の時代」と呼ばれるようになりました。まさにLGBTがそのひとつ。多様な価値観の中で「パンセクシュアル」という言葉がありますが、この言葉の意味は今ひとつ世の中に浸透していない感じがしています。そこで今回の記事ではパンセクシュアルとはどのゆなものなのか、またパンセクシャルの人との付き合い方について、スピリチュアリストの筆者が解説します。

パンセクシュアルとは?

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「パンセクシュアル」は、別名「全性愛」とも呼ばれており、「性別問わず全ての人が恋愛対象になる人のこと」を指しています。つまり、男女の関係なく好きになり、ジェンダーレスで「好きになった人が好きだ」という価値感を持っている存在です。パンセクシュアルは自身が男性なのか女性なのかということを気にせず、他社に愛情を抱きます。例えば、身体的にも精神的にも男性のパンセクシャルが、好きになった男性と一緒に外で歩いているとゲイに見えるかもしれません。

しかし、本人は特定の性別が好きと言うわけではないので、パンセクシュアルには見えない場合もあるのです。

1.バイセクシャルとの違い

ここで混同しがちなのが、バイセクシャルとの違いです。パンセクシャアルが「全性愛」のため「男性・女性問わず愛の対象」となりますが、バイセクシャルは「両性愛」。そのためバイセクシャルは男性と女性という2つの性が恋愛の対象となりますが、パンセクシャアルは、男性女性だけでなく、Xジェンダーなど一切関係なく全てが恋愛対象になるのです。

2.他にもあるセクシャリティの種類

性の多様性を見ると、バイセクシャアルの他にも似たようなセクシャリティの種類があり具体的な内容については以下となります。

種類

・ヘテロセクシャル(異性愛):異性を愛する

・ホモセクシャル(同性愛):同性を人を愛する

・バイセクシャル(両性愛):男性・女性の両方を愛する

・ポリセクシャル(多性愛):2つ以上の性を持つ人を愛する

・オムニセクシャル(全性愛):相手の性を理解して性別関係なく愛する

・アセクシャル(無性愛):恋愛感情・性的欲求を抱かない

・ノンセクシャル(非性愛):恋愛感情を抱くが性的欲求がない

パンセクシュアルと自称する人が増えている

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近年ではパンセクシュアルと自称する人が増えてきました。海外に目を移してみると著名人の中で自分の性的な指向をオープンにしている人も少なくありません。ある意味、彼らのそのような声がLGBTQに対する理解を深めてくれているのでしょう。しかし、パンセクシュアルに対しての正しい理解はまだまだ進んでいないのが現状です。

恋愛対象としてパンセクシャルの人とどのように付き合うべき?

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では、多様性が認められる時代にあって、恋愛対象としてパンセクシャアルの人とどのように付き合っていくべきでしょうか?例えばゲイの男性がパンセクシュアルとの恋愛を尋ねられても、今一つ理解できない場合も少なくないと言われています。そこでパンセクシュアルの人たちがどのような恋愛のあり方を持っているのか詳しく解説しますので、参考にしてみてください。

1.パンセクシュアルとゲイの恋愛感情の違い

パンセクシュアルとゲイの間では恋愛感情に違いがあるでしょうか?現状ではパンセクシュアルの人とゲイのカップルも存在しています。彼らは必ずしも、自身のセクシャリティを周りに言っているわけではありません。しかし、ここでパンセクシュアルの男性との関係の上で不思議なことが出てくるのです。それは両者の間に恋愛感情の違いや異なる価値観があるということ。例えば、パンセクシュアルの人は性別にこだわらず相手の人間性を見ようとします。

そのためゲイの男性がパンセクシュアルの人に嫉妬を覚えることもあるかもしれません。パンセクシュアルは特別な恋愛感を持っているわけではないので、全ての人が恋愛対象となり嫉妬深い男性はかなり不安を抱くことになるでしょう。

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