その2. つい言い過ぎてしまう
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思ってもいないことが口をついて出てしまうことがあります。悪口が聞き手にあまり響いていなさそうだなと感じると、もっと、もっとと言葉を重ねてしまうのです。
最初はそこまで悪く言うつもりはなかったのに、自分でも歯止めが効かなくなります。言い過ぎたな、と後で反省しても、言葉は取り返すことができません。
その3. 感情が増幅してしまう
口にすることで、自分の考えが固まることもあります。なるほど私はこんなにあの人のことが嫌いなんだ、と自覚するでしょう。聞き手から同情を得て、自分を励ますのです。
こんな目に遭っているのだから、やっぱりあの人が悪いんだ、私は間違っていないんだと強く思い込み、恨む気持ちが増幅していきます。
その4. 信用を失う
いつも悪口ばかり言っている人は信用を失います。一方的に相手が悪いと決めつけて、愚痴や文句のオンパレード。本当にあなたに非がないのかどうか、聞かされる側にはわかりません。
どこへ言っても悪口しか言わない人は、人の良い面を見る力がない人だと思われます。そういう人を、信頼しようとは思わないでしょう。
悪口を聞かされる側の心理
いつも愚痴や悪口を聞いてもらう相手が決まっていますか。聞かされている側のことを気遣ったことはありますか。毎回悪口を聞いてくれる相手はどんなことを感じているか、考えてみてください。
その1. 出口のない愚痴は聞いていて疲れる
嫌いな上司や同僚の話を毎回聞かされていると、またその話か、とうんざりしてきます。筆者の友人もいつも同じ人の愚痴を話していました。話の内容はその日あったことなのですが、行きつく先は結局、その人と仕事するのが嫌だ、という愚痴です。
しかし同僚で同じ仕事をしている以上、離れることはできません。解決策のない愚痴を延々聞いていても、疲れるばかりです。
その2. 自分もよそで言われているんだろうと思う
いない人の陰口、悪口ばかり言っている人は、自分の悪口もよそで言われているんだろうことが想像できます。そう思うとうかつに同意もしにくく、どう反応していいかわからなくなりますよね。
あることないこと言いふらしていると感じたらその人自身への信頼がなくなり、悪口を聞くのが嫌になってくるでしょう。