周りの親と違うと感じたら…毒母に見られる6つの特徴と毒抜きの5つの対策を毒親に詳しい筆者がお届けします – Mistory[ミストリー]
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周りの親と違うと感じたら…毒母に見られる6つの特徴と毒抜きの5つの対策を毒親に詳しい筆者がお届けします

毒母とは子どもの心身に害になるような子育てをする母親のことをいいます。スーザンフォワードの「毒になる親」という本が出版されたことをきっかけに「毒親」の存在が認識され始め、多くの人が健全な親子関係について考えるようになりました。

毒親から受ける毒の種類はさまざま。毒抜きをしなければ、年を重ねて大人になってからも苦しむことに。特に接する機会の多い母親から受ける影響は少なくないものです。

筆者自身、毒親育ちで親の呪縛から卒業しています。その経験を活かしてこれまでも仕事やプライベートで多くの方の相談にのってきました。本記事では毒抜きの5つの対策をお伝えしてきます。少しでも心が軽くなるヒントがありましたら幸いです。

もしかして毒親じゃない?毒母の5つの特徴

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毒親に育てられると虐待されていてもその環境が当たり前に感じてしまい、自分を害する状況に気づくことが出来ないこともあるようです。筆者が相談を受けてきた人々からも「母親が叫びながら包丁を向けてきて怯えながら暮らしてきたのですが私の母は毒親ですか?」という質問を受けたりします。

もしあなたが母親に対して恐怖、怒り、息苦しさ。そういったものを感じるのなら。毒を受けてきたのかもしれません。

毒母の言動の特徴をご紹介していきますので、深呼吸して読んでみてくださいね。

特徴1.価値観をおしつけてくる

あなたはこの学校にいくべき。あなたはこの仕事をするべき。あなたはこう生きるべき。というセリフが多いのは価値観を押し付ける親です。

昭和の時代は「男は良い学校へ行き、大手企業にはいり、お金を得るのが幸せ」「女は良いパートナ―を見つけて結婚、子供を産んで育てるのが幸せ」という価値観が根付いていました。ですが令和の時代は生き方も多様です。

古い価値観からアップデートできていない親は、昭和の古い価値観をおしつけることもあるでしょう。

特徴2.子供は所有物だと思っている

親の介護をすべき。親の希望する人生を歩むべき。親の命令に従うべき。というセリフは子供を所有物に思っている気持ちの表れです。

生んで育ててやったのだから子供は親の言うことをきいて当たり前。子供といっても一人の人間ですが、それを忘れて子供の人生をコントロールしようとします。

成人したお子さまに対しても命令口調だったり、子供の就職先や結婚相手すら許す、許さないという権限を持っていると信じて疑わない親御さんもいるようです。

特徴3.子供を見下す、否定する

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「あんた馬鹿じゃない?」「なんでダメなやつなの」「あんたは不細工だね」という否定の言葉を容赦なく浴びさせる親は、子供の可能性を徹底的につぶします。

子供の成績が悪いと罵倒したり、子供の見た目についてあれやこれや言ってくるのです。子供にしたら、日々そのようなことを言われてはたまりません。毒親は、同じことを外でやったらいじめとなることも家庭内だと問題ないと考えます。

特徴4.暴言を吐き暴力をふるう

「死ね、出ていけ」「お前なんか生まなきゃよかった」「なんてくだらない奴なんだ」。私がいろいろな相談を受けてきてよく聞く毒母のフレーズです。

ヒステリックにわめき、中には包丁を持ち出したりお子様に土下座をさせて頭を踏みつけるケースも。子供は恐怖と屈辱で混乱することでしょう。ここまでくると親御さんも何かの病気が疑われます。

特徴5.過保護・過干渉である

過干渉や過保護は一番わかりづらいタイプの毒なのではないかと思います。親御さんも「あなたのためを思って」と言い、子供も「私のためを思って言ってくれている?」となるので、なかなか気づけないことも。例えば次のようなものがあります。

・LINEのやりとりをチェックして、こどもの交友関係を把握しようとする監視型ママ
・子供の失敗を心配して、なんでも先回りして問題解決しようとする過保護ママ
・子供の友人や結婚相手を値踏みし、自分の思い通りにしようとする過干渉ママ

特徴6.子供をカウンセラーがわりにする

毒母は子供のためになるような話題を選びません。父親や親せきの悪口。仕事の愚痴。人間関係のストレス。延々と怒り口調で長話をして子供をカウンセラーがわりにします。子供の悩みに関心をもたず話を聞くことをしません。

子供が家をでてからも電話をしてきて愚痴や不満の話をする親御さんもいるようです。

大見出し:毒母の毒を抜く5つの対策

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毒母の毒のタイプは様々ですが、受けた毒というのは具体的には「歪んだ思考パターン」です。それらが常に不安や怒りを生み出し、自分を痛めつける人間関係や生き方に繋がることも。

ここからは筆者自身が実践して効果を実感した「修正していくとだんだん心が楽になる思考パターン」をお伝えします。

知識を得ることで自分を痛めつける毒の思考を抜いていきましょう。

対策1.価値観を押し付けられてきた→「すべき」の毒を抜く

取り除く毒は「べき思考」。価値観を押し付けられると「自分や他人の世界がこうあるべきだ」という頑固なルールをもつようになり、自他の考え方や人生を縛り付けるようになります。理想も高くなり、理想を実現できない現実に落ち込むことも。

心の中で「〇〇すべき」という思考パターンをみつけたら「どうだろう?いろいろな考え方や生き方があるよね」に変えてみてください。

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