では、コートカードそれぞれに他のカードのような意味はないのでしょうか?そんなことはありません。ここでご紹介するワンドのクイーンにもカードに秘められた意味があるのです。ワンドのクイーンの絵柄を見ながらどのような人物か、そしてそこから何が読み解けるのかをタロット占い師の筆者が解説していきます。
- ワンドのクイーン絵柄の意味
- ワンドのクイーン【正位置】の解釈
- キーワード
- 解釈
- ワンドのクイーン【逆位置】の解釈
- キーワード
- 解釈
- ワンドのクイーンが出た時の【正位置】の恋愛の解釈
- 結婚:よりオープンに
- 復縁:依存しない
- 出会い:力強い女性
- ワンドのクイーンが出た時の【逆位置】の恋愛の解釈
- 結婚:自分勝手
- 復縁:嫉妬
- 出会い:振り回される
- ワンドのクイーンが出た時の【正位置】の仕事の解釈
- 仕事:情熱
- 転職:動き出すとき
- ワンドのクイーンが出た時の【逆位置】の仕事の解釈
- 仕事:やる気が出ない
- 転職:邪魔が入る
- ワンドのクイーンは勇気と決断力の人!このカードはあなたの後押しをしてくれる!
この記事の目次
ワンドのクイーン絵柄の意味
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ウェイト版のワンドのクイーンを見てみましょう。黄色いローブを着て正面を向いた女性、ワンドのクイーンが堂々と自分の玉座に腰かけています。黄色というカラーから明るく元気で、楽観的な印象です。彼女の左手にはひまわり、そして右手にはワンドが握られているのがわかるでしょう。ひまわりは活力、喜び、繁盛などの意味があり、黄色のローブと同じように太陽をイメージさせますね。そして、女王の座っている玉座のひじ掛けの装飾はライオンの彫刻は権威と力の象徴です。
さらに、ワンドのクイーンの前には座っている黒猫がこちらを見ています。この黒猫こそ、彼女が魔女という一面も持っていると言われるゆえん。黒猫は彼女のダークサイドをほのめかすとの見方があります。ワンドの女王は明るくはつらつとしたイメージを放つ一方で、今まで見ていなかった別の面も併せ持っているのでしょう。
玉座の後ろには乾いた土地が広がっているのが見えることから、ワンドの象徴する「火」というエレメントとの関係性も見えてくるでしょう。火が燃える、つまり乾燥させるというイメージです。乾燥した台地からもワンドのクイーンがさっぱりとした人物であることがうかがえます。
ワンドのクイーン【正位置】の解釈
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ワンドのクイーンの絵柄から彼女の人物像がイメージ出来てきたことでしょう。そのイメージを持って、ワンドのクイーン正位置がどのような解釈となるか、キーワードとともに見ていこうと思います。
自信
情熱
決断
カリスマ的
陽気
社交家
解釈
ワンドのクイーンはコートカードと呼ばれる人物カードの一つです。このような人物カードが現れた場合、カードのような人物を表すことが多いとされます。ワンドのクイーン正位置が出た時には、ワンドのクイーンのような人ととらえてもよいでしょう。
ワンドのクイーン正位置が表す人物とは、絵柄で見た通りですが快活でエネルギッシュな大人の女性。その女性は勢いがあり、前へずんずんと進んでいける勇気と決断力があります。目的意識がはっきりしており、目的達成のために集中するタイプ。しかしながら、楽観的な雰囲気も持ちながら周りを巻き込んでいくような人です。
また人物に当てはまらない場合、ワンドのクイーン正位置が伝えていることは、恐れることなくあなたが大胆に行動してもよいということ。あなたの本当の力をご自身で信じてみることです。そして、あなたのことを外の世界へ向けて発信してみましょう。タイミングはばっちり。パワフルなイメージが素早く外の世界へと伝わっていく時です。
ワンドのクイーン正位置はあなたにご自身の影、あなたも見えていない部分を探る勇気をくれます。今まで知らなかった部分に気づき、新たな一歩が踏み出せるチャンスとなることでしょう。