- 丙午とは六十干支における43番目の干支
- 丙午の男女の違い
- 丙午の女性はインスピレーションに優れている
- 丙午の男性はすぐに行動を起こす
- 「丙午の女は男を食う」の始まりは「八百屋お七の放火」
- 丙午が強運なのは「帝旺」を持っているから
- 丙午の特徴5つを紹介
- 1:自分の力で人生を切り開いていく
- 2:表現力があり優しさも持っている
- 3:美男美女で周囲からモテる
- 4:カリスマ性があり人々に影響を与える
- 5:自信があり大胆に行動できる
- 丙午は異常干支には該当しない
- 丙午の恋愛は「お互いが唯一無二」アプローチもわかりやすい
- 丙午の適職は「芸能関係」や「起業家」など
- 丙午と相性が良いのは「辛未」や「壬寅」や「戊申」
- 丙午と辛未:最強のパートナー
- 丙午と壬寅:似たもの同士
- 丙午と戊申:程よい距離感
- 丙午と相性が悪いのは「庚子」や「丁未」
- 丙午と庚子:独自性の衝突
- 丙午と丁未:強く惹き合う破壊神
- 丙午は輝く情熱とカリスマ性を持つ人気者!性格はきつくても優しさがある
この記事の目次
丙午とは六十干支における43番目の干支
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丙午(ひのえうま、へいご)とは、60年に1度巡ってくる干支が集まった六十干支における、43番目の干支です。十干の1つである「丙(ひのえ)」と、我々におなじみの十二支に含まれる「午(うま)」が組み合わさっています。次に巡ってくる年は2026年、2086年。60年周期なので、とても壮大なタームに思えますよね。四柱推命において、丙午はパワフルで行動力に優れている力強い干支です。丙も午も、火の性質を持っているため、丙午は非常に強い力を持つ干支だと考えられています。
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十干(じっかん)
古代中国で誕生し、時空を示すものとして使われた、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」からなる数字のような概念。10日ごとに日々を区切り、各周期を十干で示していた。十干は万物を陰陽に分けて考える陰陽道と、木・火・土・金・水で考える五行を組み合わせた陰陽五行に当てはめて考えられている。
六十干支(ろくじっかんし)
十干と十二支を組み合わせた60通りの干支。自分の干支が再び巡るときに還暦を迎える。つまり還暦とは、「暦(干支)」が一周して「還」るという意味。古来より中国で、吉凶や運勢を把握する基準とされた。
四柱推命
生年月日から人の運勢を調べる、古代中国で生まれた占術。生まれた年、月、日、時の4つの柱で運勢を見るため、四柱の名を持つ。生年月日から干支を割り出し、細かく将来や運勢を見るのが一般的。
丙午の男女の違い
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まずは、丙午の男女それぞれが持つ特徴を確認していきましょう。丙午に関しては、女性に関する強烈な印象を持っている人も多いかもしれません。しかし実は、男性も同じような激しい気性を持っています。
丙午の女性はインスピレーションに優れている
丙午の女性は直感力に優れ、自分のインスピレーションを軸に行動します。自分を信じてどんどん人生を切り開ける、誰もが羨むようなパワフルさを持っているのも特徴です。常に攻めの姿勢で、自分の計画や夢を実現できるカリスマ性により、どこにいても周囲に刺激を与える存在になります。さらに感性が豊かなので、あらゆる物事に自分なりの良い点を見つけられるのも丙午の女性らしさです。優れた感受性で人生を楽しみ、周囲や環境に関わらず自分の力で輝けます。自分の人生を豊かにする才能があり、アーティスティックな仕事に向いているのも特徴です。
丙午の男性はすぐに行動を起こす
丙午の男性も、女性と同じくエネルギッシュで行動的です。自分の欲望に素直で、思いついたことや成し遂げたいことをどんどん行動に移して実現させます。情熱的な性格で、周囲を引っ張るリーダーとして活躍するタイプです。類稀なるリーダーシップが人を惹きつけるので、どんな環境でも人気者になりやすいでしょう。
また、真っ直ぐで素直な性質をもち、可愛げがあるのも特徴。自分の好意や感謝を周囲へ伝えられるので、多くの人々に愛される素質を持っています。周囲が強い味方になり、成功する人も多いようです。
「丙午の女は男を食う」の始まりは「八百屋お七の放火」
「丙午の女は男を食う」という言葉を聞いたことがありますか?辞書にも登録されるほど根強い言葉で、「丙午の女性が結婚すると夫を死なせてしまう」という迷信を表しています。丙午の女性は気性が荒く、伴侶の命を縮めたり、死に追いやってしまったりと古来から信じられてきたのです。
また、天和二年(諸説あり)に発生した「八百屋お七の放火」によって、丙午の女性は気性が荒いという迷信が根付いたとも考えられています。当時、八百屋太郎兵衛一家は、大火により避難し、円乗寺の前で仮小屋暮らしをしていました。そして、娘のお七は寺小姓と恋仲になるも、新居が完成して引っ越すことに。お七は寺小姓と再び会うため新居に放火し、火炙りの死罪となったのです。
やがてお七の生まれが丙午であると伝わり、丙午の女性は気性が荒いという迷信が誕生しました。昭和まではこの迷信が強く信じられ、子供が丙午の生まれにならないよう、出産を控える人も多かったようです。生まれた女児が生き辛くならないよう、出生届をずらして提出するケースもあったと推測されます。
参考:消防雑学事典 ぼやで身を焼く八百屋お七 東京消防庁
丙午が強運なのは「帝旺」を持っているから
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丙午は、十二運に「帝旺」と呼ばれる強力な運勢を持っています。そのため、丙午の人は強運であり何事においても勝ちやすく、人生を切り開く星の元に生まれていると考えられているのです。最強にパワフルな性質を持つとまでいわれる帝旺の影響を受けているうえに、丙午のエネルギッシュさがあるので、常に強運をつかめます。
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