小アルカナの一つであるワンド。小アルカナはカップ・ワンド・ソード・ペンタクルの4つのスートに分かれ、各スートに意味があります。さらに数字の影響も受けているため、実はスートの意味や数字の意味を理解すると意外にも簡単に56枚もある小アルカナのカードが読めるようになっていきます。
ここではタロット占い師の筆者が、ワンドの6の絵柄のポイントを押さえつつ、数字の意味も組み合わせてカードの解釈をご紹介!
ワンドの6絵柄の意味
image by iStockphoto
ウェイト版のタロットでは、ワンドの6には馬にまたがった青年が真っ先に目に入ります。その青年は右手に長い棒を持ち、月桂樹の冠をかぶっているのがわかるでしょう。手にある棒の先には冠と同じ月桂樹のリースが。月桂樹が勝利を表すことは有名ですね。そうです、この青年は戦いに勝利した者なのです。青年のまたがる白い馬の横には数人の人物が彼の後に。この光景は勝利の凱旋と言われています。
しかし、よく見ると青年のまたがる馬の様子が何かおかしいのです。不自然に見えます。実はこの馬は本物の馬ではなく、中に人がはいっているのでした。見せかけの馬にまたがっている勝利者は、戦に勝ったというよりもたまたま勝利者となってしまったので、本物の馬が見つけられなかったのでしょうか。つまり一時的に勝者になったというのが本当のところ。それでも戦に勝ったことに違いはありません。
成功
認知
自信
勝利
プライド
成果
解釈
絵柄の説明で一時的な勝利者であったことを説明しましたが、一時的といえども成功にたどり着きました。ワンドの6正位置は今までの努力が実り、あなたが結果を手に入れた時に現れます。あなたが目指したゴールまで適切に力強く、あなたの能力を生かして成功を収めたでしょう。そのことは周知の事実となっていると思います。しかしながら、これで物事が終わったわけではありません。絵柄の一時的な成功とはこのことで、まだ道は続いてゆきます。宇宙からの応援もあるので、前進していくチャレンジ精神をもって進んでいきましょう。
そして、ワンドの6正位置はあなたの行動を後押ししてくれるようなタイミングで現れるときも。あなたが誰であるのか、プライドを持って目標を達成できることを信じるように伝えています。力強いサポートに恵まれ、結果が出せるエネルギーがわいてくるはず。自信をもって前に進むことができるでしょう。
ワンドの6【逆位置】の解釈
image by iStockphoto
ここからはワンドの6逆位置の解説を見ていきます。ワンドの6正位置はかなりポジティブでした。逆位置のキーワードとあわせて解釈を探っていきましょう。