甘えが不登校にさせてしまう?不登校の子の特徴や対処法を3人の子供を持つ筆者が解説
- 不登校は甘えなの?
- 1.甘えが不登校にさせてしまう
- 2.不登校は子供のSOSだと思うべき
- 甘えから不登校になる子の特徴
- 1.他人に依存しがち
- 2.自立していない
- 3.我慢できない
- 甘え型の子供が不登校になったときの対処法
- 1.子供の考えを受け入れてみる
- 2.自己肯定感を上げていく
- 3.小さな成功体験をさせる
- 4.対話を重ねていく
- 5.悩みが解決できたあとのビジョンを教える
- 不登校の子にやってはいけないこと
- 1.怒る
- 2.人格を否定する
- 筆者の経験:我が子が不登校になりそうになったとき会話をする機会を増やした
- 子供が不登校になったときは決して責めるのではなく相手の言い分もしっかりと聞くこと
この記事の目次
不登校は甘えなの?
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不登校になる原因は、本当に甘えから来ているのでしょうか?ここで言う「甘え」は、「怠惰な甘え」ではなく「家族に対する甘え」で「親に救い」を求めていると言ってもいいかもしれません。しかし、重要なことは不登校が甘えだけによるものではなく、その奥にある問題をしっかりと見極める必要があります。仮に不登校の原因が甘えだとするなら、その理由にもフォーカスしなければなりません。また、甘えではなく、親・学校・子供を取り巻く環境にあることも不登校を引き起こす要因になっていないかも考えていく必要があります。
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1.甘えが不登校にさせてしまう
子供は「学校に毎日通うことが大事である」ということは認識しています。学校を休んでしまうのは、病気・怪我などやむを得ない事情がある時というのも理解しているはずです。しかしながら、それ以外で学校に行きたくないのは、何かしらのの理由がある、もしくは不足している何かがあると考えられます。実際に我が子が「学校に行きたくない」と言い出した時に、「甘えないでちゃんと行きなさい」と叱ってしまうのも親としては当然のこと。
しかし、外見では何も問題がないように見えても、大きなストレスを抱えていることも少なくありません。そのため簡単に「行きなさい」だけでは解決できない点があることも認識しておく必要があるでしょう。
2.不登校は子供のSOSだと思うべき
不登校は子供のSOSとして理解する必要があります。どんな子供でも常に心身ともに健康的とは言い切れません。クラスに馴染めず仲間外れにされていたり、勉強についていけなかったり、子供なりに悩みを抱えているものです。それでも何とかそんな悩みに対応しつつ毎日を過ごしている子供もたくさんいます。ただ、自分の中で思うように悩みを解消できず、ストレスが蓄積していった結果、不登校になってしまうのです。場合によっては、学校に行きたくない気持ちが体調を崩してしまうこともあるでしょう。
このような状態になった時は、しばらく休息することで心身バランスを整えることを優先してあげてください。だからといってゲームなどに夢中になり、生活のリズムが乱れないようにすることも大切です。
甘えから不登校になる子の特徴
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不登校にも色々な理由や原因がありますが、甘えから不登校になる子供の特徴を見ていきましょう。
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1.他人に依存しがち
甘えが原因で不登校になる子供は、誰かに頼る傾向が顕著に表れていると考えられます。他人に依存しがちなので自分で問題を解決することが苦手な傾向があるかもしれません。そのため自分から問題に積極的に取り組むことができず、誰かにすぐ頼ってしまうのです。
2.自立していない
自立していない点も甘え依存型の子供の特徴とされています。自分で判断して行動することができずその場に留まってしまったり、背を向けてしまう傾向が強いでしょう。子供も様々な経験を経て徐々に親から自立していくものですが、なかなかそれにうまく対応できず自立心が低いまま成長してしまうのです。
3.我慢できない
甘えて学校にいけない子供は我慢することができない子も中にはいます。困難に立ち向かう姿勢が見られず、できるかぎり面倒なことは避けようとしているのです。しかも、自分の欲求も抑えることができず、すぐに「何とかしたい」と思う傾向がありますね。生活リズムも不安定なため、集団生活のルールを守ることができなかったりといった傾向もみられるようです。