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甘えが不登校にさせてしまう?不登校の子の特徴や対処法を3人の子供を持つ筆者が解説

甘え型の子供が不登校になったときの対処法

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甘えが原因で、不登校になった子供に対してどのように接していけばいいのか、対処法を考えてみましょう。

1.子供の考えを受け入れてみる

甘えからくる不登校になった子供に対しては、まずその子の考えを受け入れてみることを意識してみましょう。親から見ると子供の考えは、とても甘えているように感じ大したことではないと思ってしまうかもしれません。しかし、子供は自分の甘えがどんなことをもたらすのかまでは理解できていないこともあるのです。まずは子供の話を聞いて何を考えているか理解してあげることが大切ですね。

2.自己肯定感を上げていく

次に取り組んでもらいたいことは、子供の自己肯定感を上げていくことです。子供の甘えの理由を親が理解すると、そこに信頼感が生まれて色々なことが話せるようになり、我が子の自己肯定感が高まっていきます。そのためにはまず子供を承認すること。子供の言動に対して「よくできたね」とたくさん言ってあげてください。ただし、これは「褒める」のではなく、あくまで「認める」のがポイントです。

褒めることで子供は嬉しくなりますが、承認することは良いことに対して使うもの。何度も褒め続けていると、子供の中で「親が喜ぶかどうか」という判断基準を持ってしまうので、良いことができたということを承認する、行動の判断基準になるよう導いてあげることが重要です。

3.小さな成功体験をさせる

承認の次には、小さな成功体験をさせることが大切です。承認することでどのように行動すればいいのか子供も理解していきます。後は実際にちょっとしたことでも成功できる体験を積ませていくのです。身近なところでは宿題がいい例ですね。子供がキチンと宿題を済ませることができれば、それが自信に繋がり、自分一人でやる意識が芽生えてくるでしょう。

4.対話を重ねていく

子供に成功体験を積ませていくためには、親と子供の間で対話を重ねていくことを心がけるようにしましょう。決して子供が親に対して自分の言いたいことだけ伝えるだけでなく、両者の言葉を受け入れて会話することを目標にしてみてください。成功体験をさせていく中で親が子供を指導する場面も出てくると思いますが、対話を続けながら子供との信頼関係を築いていくことが子供の自立心を芽生えさせることにつながります。

5.悩みが解決できたあとのビジョンを教える

自己肯定感を高めていく中で時には、子供のモチベーションが上がらない場合もあるかもしれません。その時は問題を解決した先にどんな未来が待っているのか教えてあげましょう。たとえば宿題を終わらせることで「ゲームを楽しめる」と言った感じです。そうすることで子供もやる気が湧いてきて、未来に対する肯定的なイメージを持てるようになります。

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