スピリチュアル

お祓いは効果ある?5つの意味や種類・おすすめの最強神社を霊感家系の筆者が解説!

スピリチュアル的に悪いものを取り払う、心身を浄化する『お祓い』は、誰もが耳にしたことのある儀式でしょう。実際に受けたことがなくても、神社やテレビで見たことがある人も多いかもしれません。今回は、そんなお祓いにはどんな種類があるのか、どんな効果が期待できるのかを霊感家系の筆者が詳しく解説します。お祓いを受けたいと考えている人や、現在不運続きで悩んでいる人などは、ぜひ最後までチェックしてみてください。

お祓いとは?

image by iStockphoto

『お祓い』は、古代より日本で行われてきた心身を清め厄災や穢れを取り払う神事です。神道から生まれた儀式であり、神様から与えられた清らかな本来の自分に戻る儀式だとされています。さまざまな種類があり、人々は自分が求める厄払いに合わせてお祓いを選ぶことが多いでしょう。

中でも記紀神話(ききしんわ)に登場する伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらい)が起源である『大祓(おおはらい)』は、朝廷で行われてきた歴史があります。大祓は天武天皇が統治していた飛鳥時代から存在が確認されており、701年の大宝元年には大宝律令により宮中の年間行事として正式に制定されました。

また中世頃からは、神職だけでなく僧侶や陰陽師などの宗教家もお祓いを実施しています。中臣祓(なかとみのりと)を用いてさまざまな人々の個人的な祓いを行なっていたそうです。僧侶や陰陽師たちは中臣祓を独自の知識で解釈・研究を進め、作法を作ったり、仏教や陰陽道の概念と結びつけて説明したりすることで、独自の祓を広めていきました。

参考:國學院大學伝統文化リサーチセンター資料館『祓の歴史(概要)』
https://www2.kokugakuin.ac.jp/kaihatsu/oharai/t_01.html

大祓(おおはらえ・おおはらい)
宮中の行事として正式に制定されているお祓い。6月30日に行われる『夏越の祓』と12月31日に行われる『年越の祓』の2つから成る。蘇民将来説話に登場する武塔神(むとうしん・むたのかみ)のお告げ通りに茅の輪を腰につけたら厄災を回避できたという言い伝えに基づき、茅の輪を潜る儀式を行う。

記紀神話(ききしんわ)
天皇家の活躍や歴史を軸とし、天皇家の支配や王権の正当性を主張する政治色の強い神話。奈良時代に作られ、『古事記』と『日本書紀』の内容で語られる神話とされている。

伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
国産みをした夫婦神の男性。伊邪那岐命(いざなみのみこと)と共に天の浮橋から矛で海をかき混ぜ、日本列島を作ったとされる。山川草木や万物を統治する神々、天照大神、月読命、須佐之男命も産んだ。

大宝律令(たいほうりつりょう)
持統上皇(じとうてんのう)・文武天皇(もんむてんのう)が命令し、刑部親王(おさかべしんのう)と藤原不比等(ふじわらふひと)をはじめとする学者や渡来人が701年完成させた律令国家の基本法典。飛鳥時代後期に制定された法典である飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)に代わる形で施行された。

お祓いは効果ある?効果なし?

お祓いは、科学的に証明されている儀式ではなく、あくまで高次元の力を利用して行う神事のひとつです。そのため、効果を数値や目にみえる形で定義することができません。しかし、古代に生まれて受け継がれてきた儀式であり、日本国民の心の拠り所となってきました。数千年の時を経ても現在に残り続ける、確かな神事なのです。

また、お祓いとは自分が清くあることを誓う儀式でもあります。神様を通して自分自身に清らかな生き方を約束する儀式としても私たちをサポートしてくれるのです。神様の懐をかりて自分自身と向き合う場を設けることは、人生を豊かにする精神的な効果をもたらしてくれるでしょう。

 

お祓いで人生変わった?効果ありの体験談も多い

お祓いで人生が変わった、生きやすくなったという意見もネット上でみられます。SNSなどでも特定の神社やヒーラーの名前を出して体験談を投稿している人がいるので、気になる神社があったり、ヒーラーがいたりする場合は調べてみると良いでしょう。また、一部の神社では公式サイトでお祓いを受けて効果を実感できた人の体験談も紹介しているので、気になる人はチェックしてみてください。各所のお祓いの口コミをまとめているサイトなどもあり、全てを鵜呑みにするのは危険ですが参考程度に目を通すのはおすすめです。

お祓いした方がいい人とは?特徴は意外とわかりやすい

image by iStockphoto

お祓いをした方がいい人の特徴は、各神社の公式サイトや高次の力を扱う人のサイトなどでまとめられています。その特徴は意外とわかりやすく、不幸が続く人・厄年の人・変化がある人・死に関わる人などです。これらの条件に自分が該当する場合は、ぜひお祓いを受けてみてください。

不幸が続く場合や厄年の場合はもちろんですが、実は新しい変化を迎える場合もお祓いが推奨されています。車を買う、家を建てる、庭の木を切る、引っ越しをするなど、神道ではさまざまな新しい変化を『穢れ』とする場合があるためお祓いが必要になるのです。また、結婚や出産、葬式などの非日常的なものも穢れに含まれる可能性があるので、お祓いを受けておくと安心でしょう。

お祓いが必要な人の特徴

  • 不運が続いている
  • 怪我や病気が多い
  • 事故に遭いやすい
  • 厄年を迎える
  • 車を購入する
  • 新居を建てる
  • 引っ越しをする
  • 庭の木を切る
  • 井戸を埋める
  • 事故物件に関与する
  • 近親者が亡くなる
  • 葬式に出席する
  • 遺品整理を行う

お祓いの5つの意味

ここからは、お祓いにこめられた意味を紹介します。お祓いがどんな意味を持ちどんな効果をもたらしてくれるのか、詳しく把握してみましょう。お祓いを受けたいと考えている場合も、意味を知っておけばありがたみや効果を強く実感できるかもしれません。

次のページを読む
1 2 3 4
Share: