インナーチャイルドワークとは?簡単な3つの手順や注意点をセラピーに詳しい筆者が解説! – ページ 2 – Mistory[ミストリー]
心や体

インナーチャイルドワークとは?簡単な3つの手順や注意点をセラピーに詳しい筆者が解説!

3:ポジティブなビジョンを受け取る

インナーチャイルドを解放したあとは、インナーチャイルドから発せられるポジティブなビジョンを受け取ります。どんな未来を望み、どんな夢を叶えていきたいかなどをしっかり受け止めてください。このポジティブなビジョンが、私たちの人生を好転させる鍵となります。つまりインナーチャイルドとの関係を良好に保てば、人生を切り開くポジティブなビジョンを随時受け取ることができるのです。

もちろんこのビジョンを全て正確に実現することは難しいでしょう。インナーチャイルドは私たちの一部なので、難しいことは要求しないので安心してください。自分の能力や才能を活かしてできること・やりたいこと通して、自分の内面を解放する癖をつけることが大切なのです。

インナーチャイルドを癒すワークシートをチェック

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インナーチャイルドワークの手順は、心理学やセラピーのプロセスにおいて確率されています。一方でインナーチャイルドは深層心理に関わる重要な存在なので、個々で対話方法が異なることも十分にあり得るのです。このワークの手順はあくまで手引きなので、手順を守ることに固執する必要はありません。自分がインナーチャイルドと心地よく対話できる、ビジョンを受け取れるという方法があればどんどん自分でアレンジしてみてください。慣れないタイミングでは手順に従う方がスムーズですが、より自分がインナーチャイルドと安心して接せられるように意識していきましょう。

インナーチャイルドを癒すワークシート

  1. 内省:自分の内面に向き合い、子ども時代の経験や感情について思い出す
  2. 自己観察:自分自身へ率直に問いかけ、どんな感情やニーズが未解決で残っているかを理解
  3. 感情の認識:恐れ、悲しみ、孤独感、怒りなど過去の経験に関連する感情を認識
  4. 対話:イメージや直感を使って内面の子ども時代の自己と対話
  5. 癒しの活動:欲求を叶えたり、安心感を与えたりと癒しの象徴や活動を導入
  6. 表現:絵画、音楽、ダンスなどのクリエイティブな表現を通じて、自分の内面を表現
  7. セルフケア:自分自身に対してやさしさや愛情をもって接し、子ども時代の自己を癒す
  8. ビジョンの受け取り:癒された内面から発せられるポジティブなビジョンを受け取る

インナーチャイルドワークには本やぬいぐるみが効果的?

子ども騙しのように思えるかもしれませんが、インナーチャイルドワークに本やぬいぐるみは効果的。本やぬいぐるみは感情や思い出のトリガーとなり、安心感や癒しを促進するために利用できることがあるのです。

まず本は、物語や詩を通じて感情や経験を探求するのに役立ちます。子ども向けの絵本や感情に焦点を当てた本を使うことで、感情やニーズに対する理解が深まりやすくなるでしょう。一方のぬいぐるみは、安心感や癒しの象徴として機能します。特に自分のインナーチャイルドを表すキャラクターや愛着を感じるぬいぐるみを用意することで、安全や安心を感じる状態を作り出せるはずです。ぬいぐるみを抱えたり、一緒に眠ったりして感情の表現や安心感を得てみてください。

これらのツールは、個人の好みや経験によって種類が異なります。感情や過去の経験に向き合う際に、心地よく感じるアイテムを見つけることが大切です。セラピストや専門家と連携しながら、安全な環境でこれらのツールを活用することで、インナーチャイルドワークの効果が大きくなる場合があります。

インナーチャイルドを癒す言葉がある?

インナーチャイルドを癒すには、優しく受容的で愛情に満ちた言葉を使うのがおすすめです。肯定的で明るい言葉をインナーチャイルドにかけ続けることで、インナーチャイルドに対して穏やかで支持的なメッセージを伝えられます。この癒しは、インナーチャイルドと感情を受け入れることに大きく貢献するでしょう。

インナーチャイルドを癒す言葉の例

  • 「あなたは大切であり、愛されている」
  • 「あなたの感情は重要」
  • 「どんな感情も受け入れる」
  • 「今は大人になり、強くなったから安心して」
  • 「過去の出来事は過去のもの」
  • 「君の存在は素晴らしい」
  • 「今私たちは、安全で幸せになる権利がある」
  • 「感情を抱え込む必要はない」
  • 「理解されている」
  • 「あなたに対する無条件の愛が存在する」
  • 「子どもの頃のあなたに感謝している」
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