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引きニートとは?6つの悲しい末路と引きニートからの抜け出し方4選を無職の期間があった筆者が解説

ネット上で使用される機会の多い「引きニート」という言葉があります。あなたは、その言葉の意味を知っていますか。学校を卒業した後に職に就かなかったり、会社に入ったものの退職したりして、ニートになる人は決して少なくありません。世間的にもあまり良いイメージを持たれていないニートですが、具体的にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。本記事では、引きニートの意味と6つの悲しい末路、引きニートからの抜け出し方4選を、無職の期間があった筆者が解説します。

引きニートとは?

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あなたは「引きニート」という言葉を耳にしたことはありますか。引きニートとは、「引き込もり」と「ニート」を合わせた言葉です。そもそも「ニート」とは、仕事をしておらず、家事や学業もしていない人のことを指します。年齢で言うと、15歳〜34歳くらいの若年者が対象に入るでしょう。一方で「引きこもり」は、家に6ヶ月以上こもり、家族以外の人との交流がないことを言います。この両者に当てはまる人のことを「引きニート」と呼ぶのです。

引きニートが迎える6つの悲しい末路

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引きニートをずるずると続けていると、将来的にどのような末路が待ち受けているのでしょうか。ここでは、引きニートが迎える6つの悲しい末路についてご紹介します。

その1 就職先がなくなる

引きニートをしていると就職先がなくなっていきます。無職の期間が1年、2年と長引くにつれて、どんどん再就職する職場を見つけることが難しくなるでしょう。まだ20代であれば、ブランク期間があったとしても伸び代があると見なされて、雇ってもらえるかもしれませんが、30代になるとスキルや経験を重要視される傾向が強いため、そうともいきません。職歴がないまま30代になってしまうと、そこからの就職はかなり厳しいことを覚えておきましょう。

その2 人間関係が家族だけになる

引きニートを続けていると、人間関係が家族だけになってしまいます。職につかずに家に引きこもっているので、職場での人間関係や友達付き合いがなくなり、親や兄弟との関わりしかなくなるでしょう。人間関係が家族だけになると経験やコミュニケーション能力が乏しくなってしまい、次第には家族以外の人と話すことが怖くなります。人との関わりの中で得られる経験や学びがないまま、ただ年を重ねてしまうでしょう。

その3 親の高齢化で苦労する

引きニートをしていると、親が高齢になったときに苦労します。親が元気なうちは、家に引き込もり仕事をしていなくても生活に困りませんが、親が歳をとり働けなくなったら、そうともいかなくなるでしょう。少ない年金の中での暮らしは苦しいですし、親の介護が必要になった時には、更に多くのお金が必要になってきます。今までは親に養ってもらう立場でしたが、反対に今度は自分が親の分まで稼がなくてはならなくなるのです。

その4 親が他界する

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親もいつまでも元気でいてくれる訳ではありません。誰しもいつかは他界してしまう時が来るのです。引きニートをしていると、親が他界してしまった時に生活ができなくなると同時に、生きる意味を失ってしまう人がたくさんいます。それまで親としか関わりがなかったため、酷い孤独感に陥ってしまい、何をするにしても無気力になってしまうでしょう。仕事も長い間していなかったので、再就職も難しく生活ができなくなってしまいます。

その5 ホームレスになる

親が他界してしまった後、お金がないので家を売ることになるでしょう。すると、住む家がなくなりホームレスになってしまいます。人は特定の住所があると、家賃の他にも住民税や保険、年金などの支払いをする義務が発生しますよね。そのため、お金がない人の中には住所を持たないホームレスとして生きる選択をする人も少なくないのです。住所がないと仕事を見つけることも難しいですし、人生を立て直すことが更に厳しくなってしまうでしょう。

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