燃え尽き症候群になりやすい人に共通する特徴とは?症例と対策も含めてすぐに燃え尽きる筆者が解説 – Mistory[ミストリー]
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燃え尽き症候群になりやすい人に共通する特徴とは?症例と対策も含めてすぐに燃え尽きる筆者が解説

みなさんは燃え尽き症候群という言葉を聞いたことはあるでしょうか。一般的にあまり重く思われない症例ですが、実は非常に危険なものです。みなさんは燃え尽き症候群を軽く見てしまっていないでしょうか。もし、軽く見ていたのであれば考えを改める必要があるかもしれません。

本記事では燃え尽き症候群になりやす人に共通する特徴、症例、対策をすぐに燃え尽きてしまう筆者が解説します。もし特徴に当てはまっていると感じたのであれば、本記事で紹介する対策をしっかりと行っていきましょう。

燃え尽き症候群とは?

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まず、燃え尽き症候群とは今まで熱心に取り組んでいたものが何らかの理由で終わり、急に意欲や熱意を失ってしまう状態を指す言葉です。この言葉は日常生活やインターネットから生まれた言葉のように思えますが、実は学問上でしっかりと定義されている言葉になります。

この言葉は1974年にアメリカの精神学者であるハーバート・フロイデンバーガーが「Burnout(=燃え尽き症候群)」を提唱しました。※出身地はドイツ

燃え尽き症候群は軽い症例だと見られることが多々ありますが、『疾病及び関連保険問題の国際統計分類』第10版(ICD-10)において「Z73 生活管理困難に関連する問題」の「重要な枯渇の状態」とされており、十分に深刻な問題です。

燃え尽き症候群による症例

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燃え尽き症候群は意欲・熱意を失うだけではなくさまざまな症例が精神面、身体面で出てくることが分かっています。以下に症例の重症度と主な症例を示していますので、ご確認ください。

ここでの重症度とは、軽度→時間経過で治る可能性が高い、中度→何らかの対策が必要、重度→社会生活が出来なくなる、命に危険が出てくる、のように定義しています。

軽度
・やる気がでない
・疲労感が取れない
・次に何をすればよいのか分からない

中度
・朝起きることができない
・会社や学校に行きたくない(人と関わりたくない)
・すぐにイライラするようになる

重度
・アルコール依存症
・自殺願望の芽生え
・うつ病の発症

このように燃え尽き症候群はしっかりと対策しないと重要な問題となる可能性があります。軽度を何度も繰り返す方と一度なってしまうと重度までなってしまう方がいますので、自分の精神面をしっかりと把握することが大切です。重度になってしまう可能性がある方はしっかりと対策を行っていきましょう。

燃え尽き症候群になりやすい人の特徴

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ここから燃え尽き症候群になりやす人の特徴を解説します。燃え尽き症候群になったことがある人は再度自分に当てはまっていないか確認してみましょう。また、なったことが無い人はこれからなる可能性がありそうか確認しておきましょう。

特徴1. 一度作業を始めると止まらなくなる

特徴の1つ目は、一度作業をすると止まらなくなることです。みなさんは作業に集中しているときに中断をさせることはできるでしょうか。一部の人は集中が始まると手が止まらなくなり、作業が終わるまで続けてしまいます。

そして、このことは燃え尽き症候群へとても繋がりやすいのです。燃え尽き症候群とは熱中していたことが急になくなり、意欲や熱意がなくなることでした。この通り、一度作業を始めると止まらなくなることは燃え尽き症候群になる条件を必然的に満たしてしまうのです。

特徴2. 自分一人ですべてを行おうとする

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特徴の2つ目は、自分一人ですべてを行おうとすることです。自分だけですべてを行おうとする人の多くは責任感が強く、とても頑張る人ですよね。とても頑張るが故に、対象が無くなると燃え尽き症候群に陥ってしまう可能性があります。

特に、仕事時間以外にも業務のことを考え続ける、家でも仕事を行うなど日常生活も頑張っている人ほど注意が必要です。また、すぐに業務が終わるものではなく、長い期間を経て完成するプロジェクトに取り組んでいる人もなりやすい可能性が高くなってきます。

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