心や体

頭ではわかっていても行動できない原因とは?行動するための心構えや対処法を人生経験豊富な筆者が解説

頭の中でわかっているのに、なかなか行動に移せないというときはありませんか?なぜこのようになってしまうのでしょう?「このままではダメだ」と感じていればいるほど、焦りも出てくるものです。そこで今回の記事は、頭でわかっていても行動できない原因とその対処法について、人生経験豊富な筆者が解説します。悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

頭ではわかっていても行動できない原因とは

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「行動を起こすなら今だ」とわかっているのに、なせがヤル気が起きない。頭ではわかっているのに行動できないのはどうしてなのでしょうか?実は、このような状態にはそれなりの理由があります。

1.行動してもメリットが得られない

頭でわかっているのに行動できない理由の一つは、実際に行動を起こしてもメリットが得られないと考えているからです。動かなければならないのに、実際に行動しても果たして動いただけの成果が得られるかどうか、先行きが不鮮明なために行動できないとどこかで思っているのでしょう。もしかすると、心の奥で「なんだか面倒くさいしな」という気持があるのかもしれません。自分の都合が良い解釈をしていたり、傷つかないように自己防衛している可能性もあります。

2.行動するほどやりたいわけではない

「行動するほどやりたいわけではない」という考えが頭の中にあると、行動することにブレーキをかけている可能性もあるかもしれません。頭の中では「やってみたいな」と思っていても、それが本当に自分がチャレンジしてメリットがあると確信が持てていないのでしょう。言葉では「やってみたいけど時間がなかなか取れない」と言い訳してしまったり、実際には別のことを願っていたりする可能性も。

3.結果がイメージできない

行動しても具体的な結果がイメージできないことも原因のひとつとして挙げられます。これは「行動してもメリットが得られない」というものと似ていますが、実際にアクションしてもどんな結果になるか予想できないことから、行動に移すことができません。人は考えていることを実際に行動するとき、その先どんな成果があるかを具体的にイメージする生き物です。なので、見通しがはっきりしない時ほど、動くことをセーブしやすいと言えます。

4.取り組みのハードルが高い

取り組みのハードルが高い場合も、行動の足かせとなることも少なくありません。人によっては障害が大きければ大きいほど「挑戦する価値がある」と思うことがあります。ですが、多くの人は課題や問題が難しすぎると、ヤル気を無くしてしまうもの。どんなに頑張っても目指すゴールが遠いために、「できっこない」という気持ちが強くなってしまい、萎えてしまうのかもしれませんね。

5.ゴールまでのプロセスが見えない

人が物事を進めているときや一生懸命頑張っているときは、到達点までのプロセスを思い描き、ステップ毎の成果を手にしながら進んでいきます。これは着実に階段を昇っているようなもの。しかし、ゴールまでのプロセスが見えない場合、どうしても行動することができなくなってしまいます。目的に向かって漠然と進んでいるだけでは、本当に成果を得られるのかがわからなくなってしまうため、どうしてもアクションに移すことができなくなってしまうのです。

深層心理で失敗したくないという思いがある

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頭でわかっていても行動できない理由について色々をご紹介してきましたが、その根底には「失敗したくない」という思いがありますね。人は誰でも失敗することを恐れていることは言うまでもありません。可能な限り今置かれている環境を変えないように現状維持に努めようとします。それは行動することで環境が変化しすることを脳が拒絶しているので、行動することに慎重になってしまうわけです。このことから実際に行動に移せるようになるためには、考えているほどリスクは少ないということを認識する必要があると言えるでしょう。

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