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嫌なことばかり考えるときの3つの原因とは?ネガティブ思考から抜け出せないときの心理と6つの対策を心理学好きな筆者が解説

嫌なことばかりが頭に浮かんできて、ネガティブな気持ちを切り替えられない時がありますよね。考えれば考えるほどマイナス思考が強くなってしまい、気持ちは落ち込む一方です。ネガティブな考えが頭から離れないと、日々の仕事や家事などにも集中することができず、何をするにしても手付かずの状態になるでしょう。それに比べて、嫌なことが起こった時に気持ちの切り替えが上手にできる人は、仕事や恋愛、人生そのものが上手くいっている傾向が強いです。本記事では、嫌なことばかり考えるときの3つの原因と、ネガティブ思考から抜け出せないときの心理、6つの対策を心理学好きな筆者が解説します。

嫌なことばかり考えるときの原因

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嫌なことが起こった時にすぐに気持ちを切り替えられる人と、いつまでも引きずってしまう人がいます。一体その違いは何なのでしょう。ここでは、嫌なことばかり考えるときの原因についてご紹介します。

その1 完璧を求めすぎてしまう

完璧主義な人は、小さな失敗を許せずにネガティブな気持ちを引きずる傾向があります。そのため、嫌なことばかりが頭の中に浮かび上がってくるのでしょう。何事も完璧を求めすぎるあまりに、自分のことを必要以上に責めてしまったり、失敗に対して恐れすぎてしまう人も少なくありません。向上心があるのは良いことですが、あまり完璧を求めすぎずに自分が出来たことに目を向ける様にすると、ポジティブに努力することができるでしょう。

その2 暇な時間が多い

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暇な時間が多いことも嫌なことばかり考えてしまう原因の一つです。何も予定がなくボーッとしている時に限って、ネガティブな考えが浮かび上がってきませんか。反対に、仕事や家事などで忙しくしている時には、余計な考え事は思い浮かばないものです。人は何かに集中して取り組んでいる時、ネガティブなことを考えられないように出来ています。ですので嫌なことが頭から離れない時は、無理にでも予定を入れて忙しくしたり、何か没頭できることを見つけたりしましょう。

その3 忙しすぎる

忙しすぎる事が原因でネガティブな考えになってしまうこともあります。暇な時間が多いこともネガティブ思考になる原因の一つではありますが、反対に忙しすぎて休息する時間が少なくてもマイナスな考えに陥りやすいでしょう。心と体の健康は密接に繋がっているため、睡眠不足や疲労している状態では、精神的にも疲れやすく落ち込むことが多くなります。適切な睡眠時間を取り、栄養バランスの取れた食事を摂ることで嫌な考え事が減るはずです。

嫌なことばかり考えるときの心理

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ネガティブな考えばかりが頭に浮かんでくるとき、私たちは心の底でどのような気持ちを抱いているのでしょう。嫌なことを考えてしまう時の2つの心理について解説します。

その1 失敗するのが怖い

嫌なことばかり考えるときは、過剰に失敗を恐れている傾向があります。過去に失敗をしてひどく怒られたり、恥ずかしい思いをした経験から、また同じように失敗することが怖くなっているのかもしれません。人間の本能として自分の身を危険から守るために、過去の過ちや嫌な記憶をより濃く覚えているものなので、ネガティブになりやすい人は生存本能が強い証だといえるでしょう。

その2 人からの評価が気になる

人からの評価を気にし過ぎることも、嫌なことばかり考えるときの心理の一つです。自分が周りの人からどう思われているのかを過剰に気にする人は、気疲れしやすくネガティブ思考に陥りやすいでしょう。「自分の言動で周囲に迷惑をかけていないか」「人から嫌われていないか」と、必要以上に周りの目を気にし過ぎてしまい、時には思い込みからマイナスな考えを巡らせ、一人で不安になることも珍しくありません。

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