4.子供の言い分をしっかりと聞く
子供の言い分をしっかり聞くことも忘れてはいけません。えこひいきしたり1人の子供だけの言い分を聞いていると、ヒガミを持ちやすくなります。これでは兄弟姉妹で妬みが芽生えてくるので、公平に子供の話を充分に聞いて認めてあげてください。そうすることで嫉妬などのネガティブな感情を持ちにくくなり、親から自分を認められると思い兄弟姉妹のことも受け入れやすくなるのです。
大人になっても仲が悪い時の改善方法
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幼い時の子供の接し方次第で兄弟間の関係は大きく違ってきますが、親の育て方の相違で兄弟姉妹間の仲の悪さが大人になっても残っていたなら、改善することはできるのでしょうか?ここからは成人してからの改善方法について説明していきます。
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1.昔のことにあえて触れない
1つは、昔のことにあえて触れないようにするということです。大人になっても仲が悪いのは、子供の時の問題を引きずっているため。これでは前向きな感情で前進することはできません。昔のことを封印してお互いの将来のことについて会話してはどうでしょうか?仕事の悩みなどを相談してみたり、自身の将来の夢を語ってみたり。会話の内容が過去から離れていくだけで、相手に苛立つこともなくなるでしょう。兄弟それぞれが幼少時とは違う人間に成長していると思って、怒りの感情を忘れるように心がけるのです。
2.本音で話し合う
本音で話し合うことも、兄弟姉妹の距離感を縮める効果的な方法です。お互いが歩み寄れないのは個々が深く考え過ぎてしまい、相手の気持ちを勘違いしている可能性があります。子供の頃に思っていたことを自分から率直に感じていたことを伝えてみることで、相手の考えが見えてきたり誤解していたことが理解できるかもしれません。些細なことで仲が悪かったことも、自分から素直に話することで勘違いやわだかまりが少しずつ解消されるでしょう。
3.先入観は捨てる
兄弟姉妹を苦手に感じてきたのは、相手の性格を理解せずに接していたことも原因かもしれません。相手に対するネガティブな先入観があったために、どうしても距離を埋めることができなったのです。兄弟のどんな部分が嫌いで無視しまっていたのか振り返ってみて、自分の気持ちをどういうふうに表に出せば相手に理解してもらえるかを考えてみてください。相手の苦手なところが見えてくると、対策が打つことができ仲も改善されるでしょう。
筆者の意見:弟からの感謝の気持ちが伝わったときは嬉しかった
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筆者には5歳下の弟がいます。兄弟間で仲違いをしているわけではありませんが、育った環境のためか縁の薄い印象を感じていました。数年前に昔話をした時のこと。幼稚園児だった弟が近所のガキ大将に虐められていたところを私が救ったというのです。私はそのことを全く覚えていなかったのですが、その当時、弟はかなり嬉しかったとのこと。「兄貴。ありがとね」という言葉を私に言ってくれたのですが、その時は非常にうれしい気持ちになり、あらためて兄弟の絆を感じました。