対処法:人に相談してアドバイスをもらう
自分でも感情をコントロールできないことってありますよね。信頼できる人に相談することで、どのような解決方法や工夫があるのかを探してみましょう。自分の問題と向き合って前に進んでいく親の姿を見せることも、子育てになります。
ネガティブが強くなる「不安」の原因と対処法
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子育てで上手くいかない原因の2つ目は、「不安から子育てについてネガティブになってしまう」というものがあります。自らの不安を子どもに伝え続ければ、お子さんは不安の強い大人になってしまうことも。親御さんが「我が子には幸せになってほしい」と思ってしていることが、逆効果になることもあるようです。
ここからは「不安の原因と、緩和する方法」を考えてみましょう。
原因1:勉強しない子どもの将来が不安
勉強しない子どもの将来を不安に思うのは自然なこと。「勉強しないと将来不幸になる」という不安が強ければ「勉強しなさい!」とお子さんに勉強を強いてしまうこともありますよね。ですが、強制されてイヤイヤする勉強では頭に入ってこないのと、勉強に拒絶反応ができる原因になってしまうこともありますよ。
対処法:成績以外の強みをさがして誉める
成績以外で見られる、おこさまの「強み」を見つけて褒めてみましょう。お子さんは、身体能力が高くて、運動は得意かもしれません。手先が器用で、ものづくりが上手かもしれませんし、人当たりがよくて、対人能力が高いかもしれません。そこを認めて誉めて自信をつけさせれば、将来必ずお子さんの役に立ちますよ。
原因2:どう関わったらよいのか不安
何を話したらよいのだろう、どう関わったらよいのだろう。お子さんとのコミュニケーションに不安を感じることってありますよね。気が付いたら会話もなくなり「子どもが何を考えているのかわからない」となってしまうことも。その場合は「ポジティブな出来事にポジティブな反応」を取り入れてみましょう。
対処法:積極的・肯定的反応をふやす
会話の中で人間関係を育む「積極的・肯定的反応」というものがあります。例えば「今日、学校で先生に作文ほめられたよ」と子どもがいってきたときに「すごいね!よかったね!おばあちゃんにも報告するよ!」といったように、強く関心を示したうえで質問や提案をするといったものです。日頃の会話に、積極的で肯定的な反応を増やしてみましょう。