- 「イライラ」と「不安」に対処してみよう
- イライラを呼ぶ「怒り」の原因と対処法
- 原因1:忙しくて自分の時間がない
- 対処法:堂々と自分の時間をつくる工夫を
- 原因2:子どもが期待通りに動かない
- 対処法:状況を受け止める考え方をしてみる
- 原因3:自分の人生がうまく行っていない
- 対処法:人に相談してアドバイスをもらう
- ネガティブが強くなる「不安」の原因と対処法
- 原因1:勉強しない子どもの将来が不安
- 対処法:成績以外の強みをさがして誉める
- 原因2:どう関わったらよいのか不安
- 対処法:積極的・肯定的反応をふやす
- 原因3:子どもが何をしているのか不安
- 対処法:相談してもらえる親になることが大切
- イライラから癒し、不安から安心へ
この記事の目次
「イライラ」と「不安」に対処してみよう
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子育てをしながらも、仕事やプライベートを通じて多くの親御さんから子育ての悩みをきいてきた筆者。「上手くいかない」という悩みに必ず関係する2つ共通点を見つけました。それは「イライラ」と「不安」です。この2つに上手く対処できないと、ネガティブな気持ちが家族に向けられたり、過干渉な子育てになることも。ですので、本記事では「イライラ」に「癒し」を、「不安」に「安心」をプラスすることで、状況を少しずつ変えていく方法をご提案していきます。
親御さんがご自身の子育てについて悩めることは素晴らしいこと。なぜなら、悩むことで改善点を見つけるための行動につなげることができるからです。無理せずにできることをしていきましょう。
イライラを呼ぶ「怒り」の原因と対処法
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つい子どもを怒鳴ってしまって罪悪感を感じてしまうこと、ありますよね。ですが親御さんにイライラの感情をぶつけられた子どもは、心に怒りの感情をためこんでしまうこともあるようです。イライラの機会を減らす工夫をしてみるとよいですよ。どのような対処法があるのでしょうか。
まずは「イライラの原因と緩和する方法」をお伝えしていきます。
原因1:忙しくて自分の時間がない
自分の時間がないと心に余裕がなくなります。そのようなとき、子どもの世話で家事が思うように進まない。心がいっぱいいっぱいになることってありますよね。お子さんを放置するのは問題ですが、「子どもを優先しすぎる」ことで親御さんに大きな負担がかかることもあります。ときには「育てる側の心の余裕」を優先することも大切です。
対処法:堂々と自分の時間をつくる工夫を
子育ては体力と気力が必要になります。ストレスを感じたら、一人になる時間を確保して堂々と気分転換の時間を設けてみましょう。「自分の時間がもてている」この感覚はイライラを緩和します。託児サービスや人に頼ることで自分の時間をつくる工夫をしてみましょう。
原因2:子どもが期待通りに動かない
乳幼児は泣き続けることがありますし、小学生は勉強をしないこともあります。どこの家庭でも繰り広げられる光景です。そのようなとき、子どもが思い通りにならないことでイライラしてしまうことってありますよね。こう考えるのはいかがでしょう。「親も大変だけれど、子どもも大変だよね」なぜなら、大人でも泣きたいときや、仕事をさぼりたいと思うこともあるからです。
対処法:状況を受け止める考え方をしてみる
子どもが思い通りにならないときに親御さんが完璧主義になってしまうと、ついつい子どもの「できない」ことばかりに意識が向くようになります。そこは「上手くできないことってあるよね」と受け止めてみるとよいですよ。
原因3:自分の人生がうまく行っていない
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イライラが収まらないときには、子どもが原因というよりは親御さん自身が問題を抱えていることも多いものです。それは幼少時に抱えた心の傷だったり、夫婦関係のストレス、体調が悪いことが原因だったりとさまざま。自身で改善できないまま放置していると、心身の不調が悪化してしまうことがあります。