最初にとても大切なことを断言しますが、我慢することはありません。相手を変えることが出来ませんから、行動することで状況を変えることが出来るのはあなたですよ。職場のストレスフルな人間関係に悩むあなたに少しでも参考になれるヒントがありましたら幸いです。
高圧的な上司と上手な付き合い方はある?
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威圧的な態度で部下に注意をしてくる上司。そのような高圧的な方と上手に付き合っていく方法はありません。何故なら、相手は自分が優位に立てるようなコミュニケーションしか求めていないからです。ですので心がすり減らないように対処していくことが大切。
その上司が原因で大きなストレスを抱えるのなら、周囲に助けを求める、自分が変わる。または職場の環境が変わるような行動を起こすなど、何らかの変化を起こす必要があります。
高圧的な上司の心理とは?
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高圧的な上司の心理はその人によりますが、そもそも威圧感のあるコミュニケーションをとる人は、周りにいる人を萎縮させストレスを与えます。どこへいっても疎まれるので最終的に損をするのは本人です。ただ相手を選んで高圧的になっている人もいます。自分より性格や立場が弱いと感じた相手に対してだけ高圧的な態度をとるのです。
そのような人は自分の言動が相手にどのような影響を与えるのかを考える心の余裕がありません。「攻撃する相手を見つけなければ自分が弱い立場になってしまう」と思っていることも。自身が過去に誰かに同じことをされ、抑圧された怒りや恐れを抱いている場合もあるでしょう。それは本人の弱さや未熟さが関係しています。指導者として適していないといえるでしょう。
職場の環境の改善につながった5つの対策
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筆者は会社で高圧的な男性上司に遭遇した経験があります。一部の社員はみながいる場所で大きな声で長時間指導され、上司の高圧的なエネルギーまで受け取ってしまっていました。そのほとんどは「あんな言い方しなくても」「自信がなくなった」「すごく傷ついた」とやる気を失い退職。
筆者はターゲットにされた人に声をかけてフォローをしていたのですが、やがて筆者自身が標的に。その上司の指導は言いがかりに近く、適切とは言い難いものでした。そこで筆者を含め一人ひとりがいくつかの行動を起こし、最終的には職場の環境が良くなる結果に。
今回はその時の対策を、順をおって具体的にご紹介していきたいと思います。
対策1:どのような相手にも社会人として適切なふるまいを
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中には職場で好きではない相手に挨拶をしなかったり不機嫌な態度をとる方がいますが、幼稚な人と思われるだけで得策ではありません。たとえパワハラ上司が相手だとしても、社会人としての基本、挨拶や報告などは守ったほうがよいでしょう。筆者も高圧的な上司にはいつも笑顔で挨拶していました。
どのような相手に対しても社員として気持ちよく挨拶。遅刻はしない、仕事のミスや間違いについて指摘されたのなら受け止めて繰り返さないように気を付ける。そういった基本的なことです。まずは自身が社会人として適切なふるまいをしているのか確認してみましょう。
対策2:鏡を相手に自宅で反論の練習
筆者が受けた高圧的な指導は、出来ていることに対して「できていない」。お客様に言っていないことに対して「あんなこと言っていた」というもの。我慢することではないと思ったので反論することに。
自宅の洗面所で鏡をみながら笑顔で冷静に言い返す練習をしたのです。それまでの筆者は理不尽だと思うことを言われても言いたいことをぐっとこらえてしまうことがほとんど。そこで我慢しても自宅に帰ってから怒りやら後悔が湧いてきて具合が悪くなってしまう人生…。高圧的な上司の出現は、そんな自分を変えるチャンスでした。
鏡の中の自分緒目を見ながら、「ご指摘ありがとうございます。今〇〇とおっしゃいましたが、私は〇〇していたので違いますよ」といったことを、演者になったつもりで口に出して練習してみたのです。反論というのも一つの技術ですが普段していないことはなかなか出来ないもの。言うべき言葉が出てこない人は反論の自主練習をするとよいでしょう。
対策3:実際に言われたら相手の目をみて論理的に反論
鏡相手にさまざまなシュミレーションをした筆者は、本番の舞台…つまり上司から言いがかりの指導を受けた時に練習の成果を発揮。練習していただけあって、何か言われたときに反射的に言いたい言葉が出てきました。相手の目をみていうのがコツです。そうすると上司はさっと目をそらせて黙ってしまいました。
以降、筆者には何も言ってこなくなりました。筆者を自分より強い相手を判断したようです。ですが上司は、他の人に対しては高圧的な態度を続けました。それでは他の人が嫌な思いをしますし、心地よい職場環境には程遠く意味がありません。筆者は次なる手を打ちました。
対策4:ほかの上司に直談判
上司の指導はその上の上司に。ということで筆者は「この人は話が通じそうだ」と判断した立場ある方に面談の時間をとってもらいました。会社側にとっても「高圧的な上司によって社員が次々とやめていく」という離職率の高い現象は非効率であり、阻止したい内容のはずです。
面談では静かな口調で次の内容を伝えました。下記の内容を伝えた面談の翌月、高圧的なほかの部署に異動させられ職場の雰囲気は和やかに。
感情的にならず具体的な内容を伝え、改善の必要性を提案するのがコツです。