- 承認欲求と自己顕示欲の違いとは?
- 承認欲求とは他人から認められたいと願う欲求のこと
- 自己顕示欲とは周囲の人々に自分を強くアピールしたいと思う欲求のこと
- 2つの違いは、認められたいときにアピールするか否か
- 承認欲求が強い人の特徴や原因、対処法とは?
- 特徴は自分に自信がないこと
- 原因は親からの愛情不足、そして他人を気にしすぎること
- 対処法は自分で自分を承認すること
- 上手な接し方は継続的に褒めてあげること
- 自己顕示欲が強い人の特徴や原因、対処法は?
- 特徴は目立ちたがり屋で負けず嫌いこと
- 原因は現状と理想のギャップが大きいこと
- 対処法は現状の自分を認めてあげること
- 上手な接し方は頼りにすること
- 承認欲求と自己顕示欲とうまく付き合おう!
この記事の目次
承認欲求と自己顕示欲の違いとは?
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現代の問題とも言われている、「自己顕示欲」と「承認欲求」。皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか?TwitterやInstagram、TikTokなどのSNSの普及により、可視化されるようになった欲求と言えるかもしれません。そんな承認欲求と自己顕示欲の違いを、紹介します。
承認欲求とは他人から認められたいと願う欲求のこと
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承認欲求とは、心理学者アブラハム・マズローが「マズローの欲求5段階説」の第4段階の欲求として提唱されたもので、他人から尊敬されたい、認められたいと願う欲求のことを指します。承認欲求なんて私は持っていない!という方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、生きていく上で子供から大人まで誰もが持っている欲求なのです。
たとえば、子どもが「見て!」と自分の行動をアピールすること、仕事の成果が出た時に賞賛されたいなどの気持ちのことを言います。皆さんもきっと承認欲求を持ち合わせているはずです。
自己顕示欲とは周囲の人々に自分を強くアピールしたいと思う欲求のこと
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自己顕示欲は、周囲から注目されるため、実際の自分以上の人物であるかのように見せるために自分を強くアピールしたいと思う欲求のことを指します。たとえば、SNSで自撮り写真やブランドものの写真をたくさん載せていたり、仕事の成果をアピールしたり、自慢話を多くしたりすることです。
自分のことを知ってもらいたい、自分はとても立派なのだから認めてほしいという気持ちが、そのような行動に移ってしまうのでしょう。
2つの違いは、認められたいときにアピールするか否か
自己顕示欲は、承認欲求の1つです。承認欲求は誰しもが持ち合わせている、「認められたい」という欲求ですが、「認められたいがゆえに自分自身をアピールしたくなる欲求」が自己顕示欲、ということになります。
マズローが提唱した通り、承認欲求は人間として本来持ち合わせている欲求です。しかし自己顕示欲は、SNSの普及や競争社会の中などの社会を生きていく上で、生まれる欲求ということが言えるでしょう。
承認欲求が強い人の特徴や原因、対処法とは?
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他人から認められたいと願う欲求が承認欲求です。承認欲求は誰もが抱く欲求ですが、承認欲求が強い人、弱い人の違いがあります。では、強い人にはどんな特徴や原因があるのでしょうか。さらに、対処法も解説します。
特徴は自分に自信がないこと
承認欲求の強い人に多いのは、「自分に自信がない」ということです。人生経験などが原因で自己肯定感が低くなり、他人から認められないと安心感が持てませんし、自分に自信が持てません。他人から認められることで承認欲求を充たし、自分自身の存在価値を見出そうとしているのです。
原因は親からの愛情不足、そして他人を気にしすぎること
承認欲求が強くなる原因はいくつかあります。まず、親から十分にかまってもらえなかった、愛情を注いでもらえなかったと感じていることです。親から十分にかまってもらえなかった場合は、親以外の他人から認めてもらいたいと考えるようになります。しかし、なかなか認めてもらえず、承認欲求が強くなってしまうのでしょう。
また、他人と比べてしまうタイプの方も、承認欲求が強いと言えます。テストの点数を友人と比べたり、仕事の成果を同僚と比べたりなど、周囲を気にしすぎるタイプの人は承認欲求が強くなる傾向が高いです。