人生の悩み心や体

快適なストレス解消法とは?ストレスの原因と必要な行動3選についてもメンタルヘルスマスターの筆者がお伝えします

3, 「自分がコントロールできる事」を考える

image by iStockphoto

「自分がコントロールできる事」とは「ストレスを減らす」事を一番重要な目的にして、気持ちがすっきり出来るような選択をしたり心身のケアを入念に行うという事です。

ストレスになる出来事があった時に「怒る」「悪口を言う」「周りに八つ当たりをする」という事をしてしまいがちですが、これによって更にストレスが増える事もあります。「自分が何を求めているのか」「どうやったらイライラしなくなるか」を考え、行動に移す事が大切です。

4,「自分ではコントロールできない事」を考える

「自分ではコントロールできない事」とは、例えば「暑さや寒さ」「天候による片頭痛」「辛い過去の出来事」「他人の言動や機嫌」などです。人によってさまざまではありますが、意外と私たちは「自分ではコントロールできない事」に囲まれて生活をしています。そのためそれに着目して生きていると、周りに振り回されストレスは溜まっていく一方です。

「自分ではコントロールできない事」に直面しても自分のせいではないという事を強く認識し、しっかりと境界線を引いて物事を考えていく事を習慣にしましょう。

対人関係のストレスを解消する具体的な方法

image by iStockphoto

「ずっと頭から離れない」「思い出すとイライラする」などの原因になってくるのが対人関係のストレスではないでしょうか。特に理不尽な事をされた時には「許せない」という気持ちが残りやすく、いつまでもその出来事を引きづってしまう傾向にありますよね。ここではある一つの事例を上記の「ストレスを感じた時に必要な行動」を応用しながら解決していきます。日々のストレス解消にぜひ参考にしてみてください。

1,ストレスを記録する

職場で普段通りの化粧をしているのに、いつも会う人から「今日化粧濃いね」と言われストレスになったというのが今回の事例です。まずはメモに「いつも通りの化粧なのに濃いと言われた」「不快」「一日嫌な気分」「わざわざ言わないで欲しい」「相手はいつもより少し疲れて見えた」「昨日嫌な事でもあったか?」「今日は片頭痛もあってイライラ倍増」と記録します。

ポイントはストレスになった出来事だけでなく、相手の様子やその日の自分の体調などもバランスよく記録する事です。そうする事で今日の出来事を客観的に把握しやすくなります。

2,ストレスを分類し、解決策を考える

記録が全て終わったら見返し、どのような行動を取る事が出来るか考えてみましょう。今回のように相手の感覚で言ってきた「今日化粧濃いね」の言葉は、自分ではコントロールできなかった事だと強く認識し深く考えないようにします。その上で生じた「不快」「一日嫌な気分」などの自分の感情はしっかりケアする必要がありそうです。

「いつもより少し疲れて見えた」というように相手の様子に気になる点があった時は、尋ねてみるのもありかもしれません。ただ「今日の私は片頭痛」というように調子が悪いと感じる日は物事を悪く捉えがちでもあるので、ゆっくり休む事も大切です。

3心と身体のケアをする

image by iStockphoto

ストレスを分類した上で最後に必要な事が「心と身体のケアをする」という事です。ストレスを受けて強張っている心と身体をほぐす事を習慣にしましょう。

まずはストレッチをしたり好きな音楽をかけたりして、落ち着く空間に身を置きリラックスします。その状態で頭に浮かんでくる自分の感情を優しくなだめるようなイメージで見つめてみましょう。ストレスを受けて一日踏ん張り続けた自分の感情に寄り添い、時間をかけてゆっくり味わう事を意識してみてください。このような時間を意図的に作る事が「自分の感情を受け止める」という事だと筆者は考えています。

次のページを読む
1 2 3
Share: