・完璧主義
・いつも頑張りすぎてしまう
・責任感が強い
・遊ぶことや休むことに罪悪感を感じる
・努力が評価されないと自分に価値を感じられない
タイプ2.スケープゴート(いけにえ)
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このタイプはヒーローと正反対のタイプと言われており、子どもの頃にあえて反抗的な行動をとったり低い成績をとり続けたりといった問題行動を起こしていたタイプです。
問題行動を起こす原因はさまざまで、家族から常に否定され続けていた・虐げられていた・親の関心をひくためなどが挙げられます。共通しているのはあえて「悪者」を演じることで家族の負の感情をすべて引き受けようとする点です。「家庭の問題はすべてこの子にある」という幻想を抱かせることで家族に団結を与えます。
このタイプが大人になると「自分は幸せになってはいけない」という思い込みから、自分を大切にすることができなくなってしまう傾向が。自傷行為をくり返す・暴力行為も受け入れてしまう…といった状態にならないよう注意が必要です。
・自己否定の気持ちが強い
・人が信じられない
・自分には居場所がないと感じる
・子どものころいわゆる「不良」と呼ばれる存在だった
・虐待やDVなどを受けることで価値を感じたり、安心感を得る
タイプ3.ロスト・ワン(いない子)
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子供のころ極力目立たないように存在感を消しながら過ごしてきたタイプです。こうした行動をとる理由は、親や兄弟に迷惑をかけないためだったり過干渉な家族から逃れるためであったりします。
家族と距離を置くことで自分の心を守ろうとしているのです。感情を抑圧し意見やわがままを言わずに育つため、話すことが苦手で集団を避ける傾向があります。
このタイプが大人になると周囲になじめず転職をくり返したり、引きこもりがちになってしまったりといった問題を抱えることが多いです。その反面、創作活動のようなひとりで打ち込めるような仕事では才能を発揮する傾向があります。
・集団行動が苦手
・孤独感や疎外感が強い
・ひとりでいることを好む
・子供のころ「おとなしい」「手のかからない子」と言われていた
・人間関係への苦手意識が強い
タイプ4.クラウン(ピエロ、道化師)
このタイプは子どものころから家族のムード―メーカー的な役割を果たしてきたタイプです。険悪な空気や殺伐とした雰囲気などといった家庭内の緊張を和らげるために、笑顔で明るく振る舞ったりわざとおどけてみせたりします。
周囲から愛されかわいがられることも多いのですが、内心では人の機嫌を損ねないようにと常におびえているのです。このタイプは大人になってからも周囲の顔色をうかがいながら行動する傾向にあります。
周りからは大きな問題を抱えているようには見えないかもしれませんが、穏便な空気を保とうと自分よりも他者を優先しているため心には負担がかかった状態です。限界が来るまえに笑顔で本音を隠す癖をなおす必要があるでしょう。