人生の悩み心や体

ついつい考えすぎてしまうのはなぜ?考え過ぎる性格6つの特徴と直し方をその性格に振り回された経験のある筆者が解説します

「それって考えすぎだよ」と言われてしまうこの性格。「いやいや、みんなが考えなさすぎなんだよ」と思ってしまったことはありませんか?考えすぎてしまう性格というのは、自己解決能力に長けていたり、多角的に物事をとらえることが出来たりと、いい面もありますが、実際は行動に移すまでにかなりの時間を要し、その性格に更に悩み考えすぎてしまうなんて無限ループに陥りやすいです。
そんなループからなんとか抜け出すことが出来た方法を、医師から考えすぎる性格を直した方がいいと言われ続けた筆者が解説します。

考えすぎる人ってどんな人?6つの特徴

image by iStockphoto

誰かと話をした際に、「この人、こんなところまで考えられるんだ」と感じたことはありませんか?人間であれば誰しも『考える』ということをしますよね。その中でも、ある程度で割り切れる人、ついつい考えすぎてしまう人に分けられると思います。考えるということは人の中身の問題ですので、人前ではあっけらかんと過ごしている人でも、実は考えすぎる性格に悩んでいるなんてことも少なくないです。

誰でも自分のキャラクターというものがあると思いますので、そのような人は特に、悩んでいることすらもなかなか周りに開示できずに苦しんでいます。

ここからは、そんな考えすぎる人の特徴と、その性格とうまく向き合っていく方法をお届けしましょう。

その1. ネガティブ思考である

考えすぎてしまうことの大半は、ネガティブな内容であると思います。例えば、大切な人へのサプライズを考えていたとしましょう。その内容を考えることは自分にとっても楽しい内容ですよね。しかし、考えすぎてしまう人というのは、「これをプレゼントして喜んでくれなかったらどうしよう」「そもそもサプライズをされて嫌だったらどうしよう」と、先に起こるパターンのうち、ネガティブなことを考え始めてしまい、物事を進めるにあたって自分自身で壁を作ってしまいます。

このような人は、小さなことでも自分の失敗体験などから自分に自信がなく不安を感じ、先々を悪い方向に捉えてしまう癖があるのです。

その2. 周りの目を気にしすぎてしまう

先ほどお伝えした通り、自分に自信がない人が多い傾向にあります。謙遜していると思われてしまう人もいるかと存じますが、そのようなわけではなく、本当にただただ自信がないのです。そのため、「今、私がこれをやることでみんなが迷惑しないかな?」と考えてしまったり、自分が周りからどう見られどう思われているかを過剰に気にしてしまいます。

その3. 相手の感情の動きに敏感である

これはとても共感していただけると思います。考えすぎてしまう人は、相手が何気なしに言った一言や、大きく意識したわけではない行動や表情にとても敏感です。「あの時なんであんな表情をしていたんだろう。私が何か嫌なことを言ってしまったかな」と一日中考えてしまうことありますよね。あの時の自分が違う行動をしていればよかったと一人反省会を開いてしまいます。

考えすぎてしまう人は、先のことの「どうしよう」と、過去のことの「あの時こうしていれば」の板挟みにされていることが多いのです。

その4. 自己肯定感が低すぎる

image by iStockphoto

余計なことを考えすぎる分ストレスを感じやすい人、多いのではないでしょうか。ストレスを感じやすいことをわかっているため、「私なんてこんなもんでいいんだよ」と無意識に自分のハードルを下げているのです。

そうすることで自分が傷つくのを最小限に抑えようとしているのですが、自己肯定感というのは一度下げてしまうと、歯止めがきかずにどんどん下がっていってしまいます。それにプラスして考えすぎてしまうものだから結局のところ小さなことでも傷つきやすくなってしまうのです。

その5. 自分のことは客観視できない

これは気が付いていない人がほとんどだと思います。考えすぎる人は、過去のこと、未来のことで頭を悩ませているのです。では、現在の自分自身のことは誰が考えてくれますか?考えすぎる人は、様々なことを多角的に捉えて色々なケースを予測することに長けているとは思います。しかし、周りのことを気にしすぎることによって自分自身のことは全く分かっていなかった、気が付いたときは手遅れだったなんてことがよくあるのです。

その6. 考えすぎてなかなか行動に移せない

皮肉なものですよね。何かを実行しようとして考えているのにそれが足枷になってしまって行動に移せないなんて。でもこれが一番共通していることのように感じます。そして、上手く行動に移せなかったことによって「どうしてあの時」に繋がってしまうのです。そして自己肯定感もぐんぐん下がってしまうという悪循環が始まります。

次のページを読む
1 2 3
Share: