本記事では重度の共依存だった筆者がカップルにおける共依存の特徴や原因、克服方法を解説します。当事者だったから分かることも記載していますので、是非読んでみてください!
- 共依存ってなに?
- 共依存の特徴5選
- 特徴1. 相手の気持ちを察して、事前に嫌われないように行動する
- 特徴2. 自分よりも相手のことを優先する
- 特徴3. 返事が遅いと嫌われたのではないかと不安になる
- 特徴4. 相手がいないと生きていけないと感じる
- 特徴5. 相手が言ったことを何でも受け入れてしまう
- 共依存になる原因4選
- 原因1. 自分に対して極端に自信がない
- 原因2. 他人に認められたい欲(承認欲求)が強い
- 原因3. 人に尽くすことが好き
- 原因4. 過去にトラウマがある
- 共依存を克服する方法3選
- 方法1. 周りの人や機関に相談する
- 方法2. 毎日、気持ちに関する日記をつける
- 方法3. 一緒にいるところをカメラなどで録画してみる
- 共依存の解消は難しいが、必ずできる
この記事の目次
共依存ってなに?
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共依存とは名前から分かるように、互いに依存している状況のことです。恋人どうしであればお互いに好きなことは当然ですが、その好きが大きくなりすぎると共依存になってしまいます。特に女性が自分の事を顧みずに男性に尽くし、男性はその尽くしに依存しているという形の共依存が多いです。
例えば、女性は男性のためにお金を与えつづけ、男性はそのお金で好きなように生活をしているような状況が共依存と言われます。女性はお金を与える事で一緒にいてくれるという安心感、男性は何もしなくてもお金が得られる満足感に依存しているのです。※男性と女性の立場が逆の事例も増えてきています
共依存では尽くす側と尽くされる側で特徴がかなり変わりますが、本記事では尽くす側に着目して解説していきます。
共依存の特徴5選
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実際に共依存になっている人は自分では気づきにくいものです。もし、「自分って共依存になっているのかな」と悩んでいる人はここで共依存の特徴を確認してみましょう!
特徴1. 相手の気持ちを察して、事前に嫌われないように行動する
共依存の特徴の1つ目は、相手の気持ちを察して事前に嫌われないように行動するということです。共依存になっている人は相手に嫌われることを極度に恐れます。その結果、相手に嫌われそうな行動を事前に避ける、少しでも嫌な思いをしていそうだったら必死に謝るなどの行動をするのです。
もちろん普通の恋人でも相手が嫌な思いをすることは避けますが、共依存の人は常に嫌われていないかを考えながら、嫌われる行動を極度に避けます。共依存は「極度に」がキーワードです。
特徴2. 自分よりも相手のことを優先する
共依存の特徴の2つ目は、自分よりも相手の事を優先するということです。相手に嫌われてしまうと自分の依存先が無くなってしまうので、自分よりも相手を優先します(自己犠牲の精神と言われます)。多少なら相手を優先させることはありますが、共依存では自分がどんなに傷ついても相手の事を優先させるのです。
具体例として、殴られるなどの暴力をふるわれても相手の事を優先し続ける、自分の生活がどんなに苦しくなっても相手にお金の援助をし続けるなどがあります。
特徴3. 返事が遅いと嫌われたのではないかと不安になる
共依存の特徴の3つ目は、返事が遅いと嫌われたのではないかと不安になるということです。共依存になっている人は、相手と少し離れると別の依存先を見つけるのではないかと不安になります。また、自分が相手に依存物を与えれていないので嫌われるんじゃないかという不安も出てくることが多いです。この2つの不安により、共依存になっている人は連絡を常に取っておきたいと考える傾向があります。
特徴4. 相手がいないと生きていけないと感じる
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共依存の特徴の4つ目は、相手がいないと生きていけないと感じる事です。共依存の依存性は非常に強いものとなっており、その依存性の強さはタバコやお酒以上とも言われています。
タバコやお酒に依存している方は無い時のつらさが分かるでしょう。また、そういったものに依存していない人は1日ネットを断ち切ることを想像してみてください。かなりの人が辛そうと思ったのではないでしょうか。共依存はそれら以上に強い依存を相手に持っているので、無くなると生きていけないと思うのです。
特徴5. 相手が言ったことを何でも受け入れてしまう
共依存の特徴の5つ目は、相手が言ったことを何でも受け入れてしまうということです。今までの特徴から分かるように共依存関係にある人は嫌われることを極度に避けます。相手の言ったことを何でも受け入れることは最も簡単で、最も効果がある行為です。共依存の人は嫌われたくないがゆえに自然とこのような特徴を持っようになります。