近隣トラブルが起きる5つの原因
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私たちの生活は、他人同士が同じ地域や建物に住むことで成り立っています。なのでそれぞれが決められたルールを守り、周りに配慮しながら生活しなければなりません。では一体、近隣トラブルが起こるとしたらどんな原因が発端になるのでしょうか。
その1 生活音や騒音のトラブル
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近隣トラブルの中でも最も多いとされるのが、生活音や騒音のトラブルです。たとえば足音や話し声、テレビの音、洗濯機を回す音、赤ちゃんの泣き声などがあります。これらの生活音は日常的に発生してしまうので、とくにマンションやアパートに住んでいる人は気をつけなければならないでしょう。赤ちゃんがいる家庭などは防音対策がされているような壁の分厚い物件を選ぶなどして、事前にトラブルを防ぐことが大切です。
その2 ゴミ屋敷トラブル
近年、社会問題になっているのがゴミ屋敷トラブルです。ゴミ屋敷とはその名の通り、室内がゴミで埋め尽くされており、足の踏み場が無い状態。そして、室内に収まりきらなかったゴミが庭などに溢れてしまっている状態をいいます。ゴミを捨てずに放置しておくと、悪臭や害虫が発生する原因になり近隣に迷惑をかけてしまうのです。また近年では、一戸建てを狙って放火事件のターゲットにされるケースも増えています。
その3 悪臭トラブル
悪臭、異臭もよくある近隣トラブルの一つとされています。とくに悪臭の中でも断トツに多いのがタバコです。バルコニーなどでタバコを吸うと、近隣の住人の洗濯物に匂いがうつったり、室内に匂いが入ってきてしまうため窓を開けられない、などのトラブルが発生します。また、長時間ゴミを捨てないことによるゴミの悪臭トラブルもよくある事例です。
その4 ペット関連のトラブル
「ペットの犬の鳴き声がうるさい」などの飼育しているペット関連のトラブルもあります。次いで多いのが、「ペットの排泄物を片づけないため悪臭がする」「放し飼いしている猫に花壇を荒らされた」などのケースです。飼い主にとっては家族と同様に大切な存在であるペットですが、飼うならしっかりと責任を持って他人に迷惑をかけないことが大切になります。また、ペット禁止の物件において秘密で飼育するなどの迷惑行為は絶対にやめましょう。
その5 境界トラブル
境界トラブルは一戸建てに多いトラブルです。たとえば「塀が隣の敷地にはみ出している」などの事例があります。古い住宅街などでは境界線が曖昧になっていることもあるため、新しく自宅を立て替えたりするときに、認識にズレが生じることもあるのです。境界線のズレが判明したときは話し合いをする必要がありますが、この問題から隣人トラブルに発展することもあるでしょう。
近隣住人からの嫌がらせ行為の種類
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近隣トラブルが原因で嫌がらせ行為にまで発展することがあります。後先考えずにしてしまった嫌がらせ行為が犯罪として成立すれば、当たり前ですが罪を償わなくてはなりません。罪の種類や科される刑を含め、嫌がらせ行為の種類についてご紹介していきます。