理不尽な人はどこへ行っても必ずいます。だからといってあきらめることはありません。理不尽に耐えるのではなく、冷静に立ち向かいましょう。今回は理不尽な人の特徴と対処法、自分が理不尽を起こさないように気をつける方法も、10社以上渡り歩いた筆者が解説します。
- なぜ理不尽な人がまかりとおるのか
- 理不尽な人に共通する7つの特徴
- その1. 自己中心的である
- その2. 言動に一貫性がない
- その3. 人のせいにする
- その4. すぐに感情的になる
- その5. 機嫌に左右される
- その6. 自分が正しいと思っている
- その7. 思いやりがない
- 理不尽な人への対処法
- その1. まずは深呼吸して冷静に
- その2. 気にしない
- その3. 正しく反論する
- その4. 別の人に確認する
- その5. 距離を取る
- 自分が理不尽な人にならないために
- その1. 感情的にならない
- その2. ストレスを溜めない
- その3. 物事の本質を見る
- その4. 常識や節度を持った言動をする
- 理不尽を食い止める勇気を持とう
この記事の目次
なぜ理不尽な人がまかりとおるのか
理不尽な人の傍若無人な態度には腹が立ちます。「理不尽」とは理にかなわないこと。道理に合わないことをしているのに、なぜ堂々と道の真ん中を歩けるのでしょうか。それは周りの人が、理不尽を許しているからです。
もちろん、周囲に責任があるわけではありません。しかし、多少理不尽でも、強気で通してしまえば道を開けてもらえる経験をした人は、調子に乗ります。
あの人には何を言っても無駄だとあきらめ、気遣い、その人に合わせてしまうことで、理不尽がエスカレートしていくのです。そうなれば、「無理を通したほうが勝ち」という理屈が成り立ってしまいます。
理不尽な人に共通する7つの特徴
理不尽な人には共通点があります。その特徴を見ていけば、「あれはやっぱり理不尽な人だったのだ」と確認できるはずです。もしあなたがどこかで理不尽をあきらめ、受け入れてきたのなら、くつがえすためにも知っておいてください。
その1. 自己中心的である
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自分の利益を優先し、無理を通す人です。小さなことで言うと会社のコピー機の順番待ちでも、「急いでるから先にやらせて」とお願いしてきます。自分の仕事のほうが優先されるべきだ、自分のほうが重要な仕事をしている、と自負していて、他者を軽んじているのです。
人にものを頼む時でも、手一杯だからと断ろうとすると「私が頼んでるのに?」と、なぜか上から目線の発言をしてきます。全ては自分のわがままを通したいだけです。
その2. 言動に一貫性がない
指示がころころ変わったり、相手によって言動を変えたりする人がいます。部下に厳しく、上司にはぺこぺこくらいならまだ理解できますが、内容に矛盾のある指示を受けるとこちらも混乱しますよね。
残業で頼まれた仕事を「終わったら帰って良い」と言われたので終わらせて帰ろうとすると、「なんで帰ろうとしてるの?」と別の仕事を持ってこられます。意地悪でわざとやっている人と、自分の発言を忘れている人といますが、いずれにしても困りものです。
その3. 人のせいにする
最初から無理を通そうとしているのですから、当然ひずみが出てきます。結果できなかったとしても、自分で責任を負わず、人のせいにするのです。
頼まれたこと以上の結果を求められ、「そこまでは頼まれてません」と答えると、「そこは察してよ」などと無茶を言います。普段は「頼んだことだけやってて」と言うくせにです。これぞ絵に描いたような理不尽でしょう。
その4. すぐに感情的になる
なにかにつけて大きな声を出したり、大げさに嘆いてみせたり。相手が戸惑うほどに感情を大きく出します。戸惑わせておいて自分を通そうという作戦なのです。
怒っている人や泣いている人を、周りはなんとかなだめようとするでしょう。なだめるために多少の理不尽でも今回は仕方ない、と受け入れてしまいます。それを繰り返して、この人はもう仕方ない、と思わせていくのです。
その5. 機嫌に左右される
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「今は機嫌が悪いから話しかけないでください」というオーラを出す人です。眉間にしわを寄せ、イライラとせわしなく動いています。話しかけても「は?」と冷たい対応をされてしまう。周りの人間はいつも顔色をうかがって、今日は大丈夫そうだ、今はやめたほうが良いなどと、腫れ物を扱うようにしています。
誰だって忙しく余裕のない時もあれば、落ち着いている時もあるでしょう。それはあくまでその人の事情であって、周りには関係ありません。機嫌に左右されるのは理不尽そのものです。