休日に何をしているか、どこに住んでいるかなど、なんでもないような情報でも、人に言いたくない、知られたくないと思っていたのです。その原因は過剰な自意識によるところが大きく、経験や訓練により克服できました。
この記事では自己開示が苦手だと感じる原因をご紹介します。そして自己開示によるメリットや対処する方法を、かつては秘密主義で自己開示が苦手だった筆者が解説します。
- 自己開示が苦手な原因7つ
- その1. 警戒心が強い
- その2. 恥ずかしがり屋である
- その3. 人見知りである
- その4. 内向的である
- その5. 自己評価が低い
- その6. 口下手である
- その7. コンプレックスや傷ついた過去がある
- 自己開示がもたらすメリット
- その1. 返報性の原理で人との距離が縮まる
- その2. 好感度が上がる
- その3. 自分に自信がつく
- その4. 信頼されやすくなる
- 自己開示が苦手な人が受けるデメリット
- 自己開示が苦手な人の対処法
- その1. 信頼できる人と話す
- その2. 自分を知らない人と話す
- その3. まずは雑談をしてみる
- その4. 話し方の練習をする
- その5. ポジティブ思考を持つ
- 自己開示は幸福度を高める!
この記事の目次
自己開示が苦手な原因7つ
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自己開示とは、自分の情報を相手に話すことです。そこに意図はなく、ありのままに伝えることを言います。たとえば出身地は福岡県です、と伝えた場合、誤解のされようがありません。しかし、聞き手がその土地に持つイメージによっては、その人自身へのイメージに結びつくこともあります。
その1. 警戒心が強い
人に対する警戒心が強い人は、うかつに自分の情報を漏らしません。情報漏えいを本気で恐れているわけではありませんが、それを聞いてどうするの?と想像してしまうのです。教えた先に何が起こるか、悪い方、悪い方へ考えてしまいます。
誤解を恐れ、他人を恐れている人は、できる限り自己開示を避けているのです。
その2. 恥ずかしがり屋である
相手の反応が気になって、自己開示ができません。どこの美容院に行っているか聞かれたとき、地元の小さな美容院と答えるのが恥ずかしいのです。都心の有名店であれば堂々と答えられるのに、と思っています。
さらりと聞き流して欲しいことを、少し大きな反応をされるかもしれないと恐れているのです。相手の反応そのものより、反応を想像して恥ずかしくなるので言えなくなります。
その3. 人見知りである
人見知りの人はそもそも人との会話が苦手なので、自己開示もできません。自分の情報を話したとき、そこから会話が広がるかどうか不安なのです。自分からは話せないので、相手に話して欲しいと思っています。
自分のこととはいえ、何をどう話せばいいかわからず、つい黙ってしまうのです。
その4. 内向的である
性格が内向的な人は、興味が自分の内側に向いている人です。そのため自己開示の必要性を感じておらず、他人にもあまり関心を持っていません。
マイペースで、自分のリズムを乱されたくないため、雑談や会話自体を苦手と感じている人も多いです。相手の情報を知りたいと思わないので、自分の情報も教えたくありません。
その5. 自己評価が低い
自己評価が低く、自分に自信がない人は自己開示をしたがりません。自分の情報なんかに興味がないだろう、聞いてもつまらないだろうと思うため、言いたくないのです。
自信がないことの裏返しは、評価されたいという欲があります。単なる情報である以上の価値を見出したい、見出されたいと思っているのです。
その6. 口下手である
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自己開示が苦手というより、話すこと自体が苦手です。自分のことなのに、うまく伝えることができません。自分の情報を言うだけなのですが、何をどう話せばいいかわからないのです。
そのため自然と無口になり、何を考えているかわからない人、得体の知れない人と思われてしまいます。