人生の悩み人間関係

自分のことを話せない…自己開示が苦手な原因とは?曝け出すメリット・対処法を秘密主義だった筆者が解説します

その7. コンプレックスや傷ついた過去がある

自分の趣味をバカにされた経験がある人や、コンプレックスがある人は、自己開示をしたがりません。過去の経験が発言を踏みとどめてしまうのです。

これを言うとどんな反応をされるかわからない。また以前のように笑われたり、バカにされたりするかもしれないと思うと言えません。

自己開示がもたらすメリット

自分の情報を話すこと、自分を知ってもらうことがどのようなメリットがあるかご紹介します。人間関係においても、自己研鑽(けんさん)においても自己開示の効果はあるのです。苦手だと思う人は、そのメリットに目を向けてしましょう。

その1. 返報性の原理で人との距離が縮まる

「返報性(へんぽうせい)の原理」とは、もらった以上のお返しをしたいと思う心理作用のこと。旅行のお土産をもらったら、次回自分が旅行に行ったとき、もっと良いものを渡したいと思うようなものです。

相手の情報をもらったとき、自分も同程度、もしくはもっと価値のある情報を与えたいと感じます。互いをより深く知ることで、相手との仲も深まるのです。

その2. 好感度が上がる

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自分の弱点や、苦手なことを人に話すと好感度が上がります。スポーツマンで体力自慢だけど実は虫が苦手。仕事ができて語彙力も高いけど実は字が汚いのが悩み。などなど、できる人の意外な弱点を知ると、その人への信頼度、好感度はぐっと高くなります。

あえて自分の弱い部分を開示することは、あなたを信用していますよ、という証にもなるのです。

その3. 自分に自信がつく

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自己開示は自分の情報を明かすことです。自分ではなんでもないと思っていたことが人に評価されたり、相手との意外な共通点が見つかったりします。

それまで価値がないと思っていた自分のスキルが、役立つかもしれないのです。もっと堂々としていいんだと気づくことで、自分に自信が持てるようになります。

その4. 信頼されやすくなる

その人の人となりを知ることは、信頼につながります。履歴書に書かれた特技が「パソコン」だったとして、それがインターネットの検索が得意なのか、Excelでの作表が得意なのか、デザインが得意なのかでは全然違いますよね。

情報を開示することは、仕事の依頼を受けることにも有利なのです。

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