何度も転職し、いろいろなコミュニティに属してきた筆者の近くにも、時々そういう人が現れました。トラブルメーカーとは、そのままの意味ですが「問題を起こす人」です。同僚、友人、知人。立場は違ってもその人たちの特徴は同じです。そういった人と無理に仲良くする必要はありません。特徴を知り、適切な対処をすれば、心乱されることなく平穏に過ごすことだってできますよ。
今回はトラブルメーカーの特徴やその心理、悪気はなくても迷惑をかけてくる人の対処法を、多くの人と関わってきた筆者が解説します。
トラブルメーカーな人の特徴7選
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トラブルメーカーな人というのは、よくも悪くも目立つ人です。何か問題が起きたとき、「またあの人か」と頭を抱えてしまうでしょう。頭に思い浮かぶ人をあてはめながら読んでみてください。その特徴が見えてきますよ。
特徴1. おしゃべりである
トラブルメーカーさんは目立つ存在だと言いました。つまりおしゃべりな人であると言えます。静かなオフィスでもその人の声がやたらと聞こえてくる、そしてその声が聞こえたらまたトラブルの予感、といった図式が成り立つのではないでしょうか。
常に誰かとしゃべっていて、話し声が周囲から浮いていることにも気づかないような人。それだけでもう、トラブルの匂いがぷんぷんとしてきますね。その人の声を聞いただけで身構えてしまう。その存在はもう、立派なトラブルメーカーです。
特徴2. 話を聞かない
話を聞かないがゆえに起こるトラブルというのがあります。例えば一人一個ずつね、とお願いしたお菓子の配布を、たくさんあるからと勝手に判断して二つ三つずつ配り、最後には足りなくなってしまう。待ち合わせ場所を店の前と伝えたのに、なぜか店内で待っているなど。
本人はけろりとしたもので、「まあいいじゃん」と流したり、「聞いてないけど?」ととぼけたりします。こちらが怒っていることが伝わらないため、虚しさが募るのです。
特徴3. 嘘をつく
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ごく自然に嘘をつきます。すぐバレる嘘もあれば、疑わしいけど確認できないような嘘も。例えば「○○さんにメールしておいて」とお願いすると、「もうしました」という返事。メールは履歴が残りますから、見ればすぐにわかります。
疑わしいけど確認できない嘘といえば、年齢は上ですが筆者よりも後に入社してきた女性が「5ヶ国語を話せる」「実家はクルーザーを持っている」「スペインでフラメンコを勉強した」などと吹聴する人でした。一つだけなら本当かなと思うのですが、あまりに次々と出てくる自慢話に、怪しいと思ってしまいました。人を疑いたくはありませんが、その人は結局試用期間中に突然辞めてしまいましたので、やはりトラブルメーカーだったな、と思わざるを得ません。
特徴4. 人との距離感がおかしい
物理的に距離の近い人もいれば、心理的な距離が近い人もいて、どちらも困りものです。やたらと至近距離で話しかけてくる人には不快感があります。パーソナルスペースに入ってこられるのは嫌なものですし、警戒心を覚えることも。
プライベートな話に首を突っ込んできて、あれやこれやと踏み込んだ質問をしてくる人も、何が目的だろうかと疑ってしまいます。挙げ句に上から目線のアドバイスなどもらった日には、「あなたには聞いてません」と言いたくなりますね。
特徴5. せっかちである
せっかちな人は、なにか常にせわしなく動いています。いつも焦っているような状態なので、前方不注意や確認不足のため、トラブルを引き起こしがちです。単純にドアにぶつかるくらいならいいですが、人にぶつかればトラブルのもと。
買い物も手早くこなしますが、確認不足で商品のサイズや色を間違えます。レジでもせっかちを発揮してレシートをもらわず、それでも後日返品を申し出るなど、トラブルの種を自分でまき散らしているのです。
特徴6. 謝らない
なぜか素直に「ごめん」と言いません。その一言があれば場が収まるのに、言わない、言えないのです。それが原因で事が大きくなってしまう場合もあります。
状況を理解した上で、自分が悪いと思っていない人は厄介です。「でも○○さんがこう言ったよね」と人のせいにしたり、「私はこう思うから」と理屈抜きの持論を展開したりします。プライドが高く、自分の非を認められないという人もいるでしょう。だからといって周りが折れてあげるのは納得いきません。